綺麗な水草水槽をレイアウトして、ネオンテトラやエビなどの飼育をしたいので、水槽を購入して設置した初心者人からの相談を受けたんですが、なんでも水槽がウルサイらしくて、特に夜はウルサイので眠れないので何とかして欲しいとの相談だった訳です。
レイアウトされた水槽は写真で見たら綺麗なのですが、写真では騒音までは分かりませんし、初心者の頃であれば、そのような知識もないので、水槽を購入して設置をしてから、初めて水槽の騒音問題に気がつくことになり、我慢できなくなる人も結構います。
騒音の原因は、大抵というか、その殆どがろ過フィルター関係ですし、水槽ではこれ以外に騒音を発生する飼育器具はありませんが、エアレーションや水中ポンプ等を可動させた際に発生する、エアーや水の跳ねから連鎖的に騒音が発生することもあります。
水槽の騒音がウルサイので何とかして欲しい相談。
今回の相談者の水槽の環境を確認すると、エアレーション用のポンプと投げ込み式の水作エイトMが水槽に入っていたのですが、これが騒音の原因ですから、エアーポンプの出力を弱くするか、それが出来ないのなら水作の水心3Sに変更すれば良いだけです。
水作の水心ですが、エアーポンプの中でも耐久性が大変高く、これまで一度も中のゴムパーツを交換した事がありませんし、SSPP-3Sであれば60cm以下の水槽に適切なエアー量を出力できますし、エアー量を簡単に変更できてウルサイ騒音を殆ど無くせます。
絶対にやってはいけないのが、ろ過フィルターが水作エイトだけの場合、これを撤去してしまうと、飼育水のろ過がされなくなってしまい、あっという間に水が汚れてしまって水槽の魚やエビが全滅してしまうのですが、初心者がよくやるミスの一つです。
水作エイトだけではろ過能力が足りないことが多い。
初心者向けの水槽セットには投げ込み式の水作エイト、ロカボーイ等が付属されているんですけど、セットに付いているエアーポンプ(ブクブク)は耐久性が無いことも多く、最初は使えていても、次第に中のゴムパーツが破損して凄まじい騒音になります。
もし、初回からエアーポンプから凄い騒音がした場合、不良品の可能性もありますので、購入したお店に相談に行くのが良いのですが、投げ込み式のろ過フィルターだけではろ過能力が足りなくなってしまいますし、結局、ろ過フィルターの追加になります。
水槽の騒音がウルサイと感じる大半は、エアーポンプによる騒音、エアーポンプを可動させて、エアストーン、エアカーテン、水作エイト等を可動させた際に発生する泡の音、水滴が発生する際の音が原因なので、これらを撤去すれば騒音は排除出来ます。
静音性を求めるのなら外部式ろ過フィルターが最適です。
エアーポンプを水槽で可動させる際には、騒音が発生するのですが、それよりも問題になるのが細かい水滴が24時間その周辺で飛散る状態になってしまい、いつの間にか周辺の壁紙がカビだらけになったり、水槽台が変形したりなど、かなりの被害が出ます。
騒音問題なら誰でもすぐに気がつくんですが、エアーポンプを使うことによる水滴による、水槽台や壁紙の破損については、一度経験しないと気が付かないというか、普通の人は知らないので、水槽の設置をする場合最初から外部式ろ過フィルターがお勧め。
その中でも、エーハイム2213であれば、60cm以下の水槽なら安定したろ過能力が得られること、騒音が限りなく少ないこと、耐久性が高いこと等、価格が高いこと以外はデメリットがありませんので、騒音対策も兼ねて2213に切り替えるのがお勧めですね。
2213を可動させている水槽では、エアーポンプはサテライトの水流を回す位にしか使いませんし、サテライト用で使う場合、エアーポンプの排出量を限りなく少なくして利用しますから、騒音問題から開放されて、水槽も安定するというメリットがあります。