雪が降るくらいの寒い冬場になると、サテライトではエアレーションのパワーを最大にして飼育水を循環させても、どうしても水温が下がってしまいメダカの卵に白カビが発生したりしますし、稚魚が死んでしまったりすることがあるので困る場合があります。
そこで、便利なのが水槽にイケスのように浮かべて使う、スドーメダカの浮くネットって便利な商品があり、これはサテライトと同じメーカーが販売しているのですが、品質がイマイチと言うか、暫く使っていると、浮き輪のゴムが緩んだり外れたりします。
そうなると、浮力が弱くなってしまい、より水に沈んでしまうことになりますから、本水槽の親メダカがジャンプをして浮くネットの中に侵入し、メダカの稚魚を食べてしまいますし、これが結構頻繁に発生して、酷い時は毎日のように親メダカが侵入します。
スドーメダカの浮くネットの蓋で生存率が下がる?
スドーメダカの浮くネット・・・、ハマチの養殖のイケスのように画期的な卵や稚魚を隔離できる便利な飼育器具なんですけど、親メダカが何度もジャンプをして侵入してくるので、これが嫌でこのスドーの浮くネットを使わなくなる人が結構いるんですよね。
メーカーのスドーも、一応、親メダカの侵入は想定していて、薄っぺらい透明の蓋を用意しているので、それを浮くネットに被せて蓋をしてくださいって問題を解決をしているので、透明の蓋をイケスに被せれば、確かに親メダカは侵入することは出来ません。
それで、このスドーメダカの浮くネットに蓋をして使っていると、毎回そうなんですけど、メダカの稚魚の生存率が極端に低くなり、いつの間にか浮くネットの中からメダカの稚魚が居なくなっているってことも珍しくないので、蓋はあまりお勧め出来ません。
スドー浮くネットの蓋にはびっしりと水滴がつくのが原因?
スドー浮くネットに蓋を付けて使っていると一日も経過すれば水滴がびっしりと蓋についていて、それが原因でLED照明の光がうまくメダカの稚魚に照射されなくなっているのが原因なのかな?と思ってしまうんですが、正直確実な原因と理由は分かりません。
LED照明ではなく、メタハラとかテクニカルのような明るい蛍光灯の照明を使っていたらまた別の結果になるかもしれませんし、環境によっても異なるのかもしれませんが、私の環境ではスドー浮くネットに蓋を付けて飼育をすると稚魚の生存率が下がります。
何回やっても同じ結果になりますし、複数の浮くネットを浮かべて実験をしても蓋を付けていない環境のほうが稚魚の生存率が高くなっているので、メダカの稚魚を安定して育てる場合は、スドー浮くネットに蓋を付けて管理するのはあまりお勧め出来ません。
スドー浮くネットとサテライトの組み合わせで生存率がアップ。
この浮くネットは結構、画期的な飼育器具だとは思うんですが、親メダカが侵入してくるし、蓋をすると生存率が下がったり、使い勝手が悪いなので、購入しても直ぐに使わなくなり、水槽から撤去してしまう人が多いので、有効に使う方法を考えて見ます。
その方法として、蓋を使わずに浮くネットで安全にメダカの稚魚を育てる方法としては、これを2枚重ねにして水槽に浮かべると浮き輪が緩んでしまっても、かなり高い壁ができますので、それにより親メダカがジャンプで侵入することは殆ど無くなります。
欠点としては2枚重ねですから費用が2倍かかってしまうことですが、ある程度メダカの稚魚が成長をすると、稚魚をサテライトに移しても死ななくなりますので、これらの飼育器具を上手く使って、冬場の寒い時期にメダカの稚魚を増やすことが出来ます。