旅行中に誰もいない水槽のメダカの稚魚に餌を与える方法

旅行中のメダカの稚魚の餌はどうしたら良いのですか?とのご質問を頂いたのですが、成長したメダカの場合でしたら、別に餌を与えなくても簡単には死なない魚ですので、1週間とか2週間位なら放置しておいても良いのですが、稚魚の場合は話が別です。

メダカの稚魚は数日間餌を与えないと餓死してしまいますので、出来れば毎日何度も餌を与えるのが好ましく、メダカの稚魚の体を見れば分かりますが、体が小さくて殆ど餌を蓄えておく体力もありませんし、成長に合わせて餌を沢山食べないといけません。

この頃のメダカは最も成長が早い時期になりますので、キチンと餌を与えておかないと成長しなくなるどころか、すぐに弱ってしまって餓死してしまいますから、旅行中に数日間程度留守にしてしまっただけでも、帰宅してみると全滅している等は普通です。

 

 

旅行中に誰もいない水槽のメダカの稚魚に餌を与える方法。

 

では、旅行中に誰もいない室内の水槽で飼育しているメダカに餌を与えないと死んでしまうのであれば、どうにかして与えないといけないのですが、その方法が分からないので今回ご相談を頂いているので、無人の部屋でメダカの稚魚に餌を与える方法です。

必要になるのはサテライトLが一つとサテライトSが一つの合計2つのサテライトが必要になり、エアーポンプは一つで良いのでサテライトLの方だけにエアーポンプを設置しておき、サテライトSは水槽に引っ掛けているだけでかまわないのがポイントですね。

後は、エーハイムオートフィーダーと呼ばれている、魚の自動えさやり器と粉末状のメダカの稚魚の餌が必要になりますし、エーハイムオートフィーダーの餌の投入口をセロテープで固定しないといけませんので強度のあるセロテープが必要になります。

 

 

サテライトLとサテライトSを上手く使って自動餌やりを実現。

 

サテライトLとサテライトSの2つを水槽に引かけるには横幅が45cm以上の水槽が必要になりますので、水槽の幅的に無理なようでしたら通常のサテライトとサテライトSを引っ掛ける状態でも、何とか自動的に餌を与える環境を構築することが可能です。

それで、サテライトLの方にメダカの稚魚を入れて飼育を行い、こちらのサテライトにはエアーポンプを取り付けて水が循環する状態を作っておき、後はメダカの稚魚が本水槽に流されないように上部ろ過フィルター用のウールを使って排水口を塞ぎます。

注意点としては、メダカの稚魚を飼育しているサテライトLの方はフタを常に開けた状態で、若干の水流が発生するようにしておき、ミナミヌマエビやピンクラムズホーンを適当に入れておくのがポイントで余った餌をそれらに処理させておけば安心ですね。

 

 

並べて設置するサテライトSはオートフィーダーの足場になります。

 

ここである疑問が出てくるかと思いますが、並べて設置するサテライトSは蓋を取り付けてエアーポンプすらつけない状態でよいので、一体何に使うのか?と気になるかもしれませんが実はサテライトSはオートフィーダーの足場として利用する事になります。

このサテライトSの上にエーハイムオートフィーダーをおいて、隣の蓋を開けているサテライトLに自動的に餌を与える状態にしておき、セロテープで限界まで餌の投入口を塞いでおき定期的に隣のサテライトLにメダカの稚魚の餌が投入される状態にします。

ただ、メダカの稚魚専用の餌は大変細かくて、エーハイムオートフィーダーの餌の投入口をセロテープで固定するのが試行錯誤するのと、逆流して細かい餌がオートフィーダーの内部に侵入してグリスに絡まって焼き付く場合もあるので、メンテが必要です。

この方法を使えば、留守中でもサテライトLの中のメダカの稚魚に餌を与えることも出来ますので、大変安心なのですが、地震に大変弱いので、地震で揺れが発生したらオートフィーダーは床に落ちてしまって破損するので、クッションなどをおいておきます。