コリドラスの自然な吹き上げ水槽ならエーハイム2211

イメージ的には小型ナマズのコリドラスが泳いでいる場所というのは、アマゾン川の綺麗な水の流域辺りの浅瀬で、水の透明度が高くてケイ砂のような綺麗な砂が一面に確認できるところで湧き水がボコボコと吹き上げているなんとも癒し系の場所になります。

実際のコリドラスを網で捕まえた事がある人ならご存知だと思いますが、コリドラスは浅瀬の綺麗な水かつ、ケイ砂のような細かい砂が確認できる場所で集団で生息をしていて何か、砂の中から水が浮き出ている、吹き上げと呼ばれている状態になっています。

自然界ではごく普通の光景ですけど、これを水槽の中で再現する場合、一体どうしたら自然な砂浜の吹き上げが再現できるのか?、結構相談されることが多いので、水槽内で自然な吹き上げ砂浜環境を用意してコリドラスを飼育する方法をご説明致します。

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コリドラスの自然な吹き上げ水槽ならエーハイム2211。

 

コリドラスを飼育する場合、レッドビーシュリンプでよく使われるソイルではなく、大磯でもなく、ケイ砂と呼ばれている、茶色っぽい細かい砂、もしくは真っ白な砂等を使いたい人も多く、自然な吹き上げ水槽を再現する場合はこれらの砂が必須になります。

吹き上げ水槽を作りたい場合、水槽の底にケイ砂を敷き詰めるのですが、その際にはエーハイム2211を用意して、それで排出する際のシャワーパイプがあるのですが、そのパイプを取り付けずに、ホースを使って水槽の底に吸盤で貼り付けて埋めておきます。

そうすると、エーハイム2211が水槽内の水を吸い上げてから、濾過槽で水を綺麗にして、その綺麗にした水を水槽の底から排出するようになりますので、ケイ砂が程よい感じで常時吹き上がり、コリドラスが喜ぶ自然な吹き上げを水槽の中で再現出来ます。

 

 

何故吹き上げ水槽は2211が良くてエアーポンプでは駄目なのか?

 

コリドラスが周囲に集まって遊んでいるように見える、ケイ砂を使った水槽というのは、見ているだけでもかなり癒やされる事が多いので、コリドラスを飼育する場合は是非ともチャレンジしたい水槽の設定になるのですが、何故高価な2211が必要なのか?

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水作の水心のようなエアーポンプでしたら、価格も1000円代で購入できますし、エアーチューブも価格が安いですから、これをケイ砂を敷き詰めた水槽の底に埋めておけば、自然な吹き上げが出来る?と思うかもしれませんが、残念ながら実現出来ません。

エアーポンプの特性上エアーの排出先から空気が大量に吹き出る仕様になりますので、湧き水のような自然の吹き上げではなく、温泉が湧き出ているようなゴボゴボとした泡が大量に出る感じの吹き上げになってしまいますので、コリドラスもビックリです。

 

 

エーハイム2211は水流が弱く吹き上げ水槽に最適なのです。

 

吹き上げ水槽を作る場合、ケイ砂のような細かい砂を敷きますが、最近では真っ白でサラサラの砂も売られていますので、別にケイ砂に拘らずに熱帯魚飼育用の好みに合った細かい砂を購入すればよいですが、大磯やソイルなどは吹き上げ水槽には不適切です。

理由はソイルや大磯は粒が大きくて重いですから、コレを自然な状態で湧き水のような自然の吹き上げ状態にするのは相当なパワーが必要なるのと、ソイルや大磯が吹き上げている様な環境では水流が凄まじく強烈で大型プレコの飼育に適した環境になります。

また、エーハイム2211が吹き上げ水槽に最適な理由は、容量が小さく水流が弱いからであり、吹き上げ水槽でケイ砂等の細かい砂を湧き水のような状態で吹き上げさせるには最適な水量になっていて更に弱くしたい場合はサブフィルターをつければOKです。

エーハイム2213とか2215でやると、水流が強すぎてコリドラスがより付けない吹き上げ水槽になってしまうかもしれませんが、2211はそのパワー不足がメリットになり、ろ過フィルターとしては最弱ですが、湧き水再現用のポンプとしては大変優秀です。



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Updated: 2018年9月11日 — 3:56 PM