そろそろ、10月も終わり11月になりますので、この頃に圧倒的に検索が増えるキーワードの中に、「ホテイアオイ 越冬」と打ち込んでいる人が本当に増えてきますから、ホテイアオイを越冬させる方法についてご説明したいのですが北海道でも可能です。
可能と言ってもまだ一度もこの方法で越冬させたことはないのですが、夏場にあまりに増えすぎるホテイアオイを毎週生ゴミとして処分していたので、元気に大きく育っているホテイアオイをゴミとして捨てるのも勿体無いので始めたのがLEDによる育成です。
ホテイアオイを越冬させる方法としては、東京よりも南側ならバケツや水槽に大量の荒木田土を敷き詰めておき、その中にドジョウを数匹入れている環境の水面に浮かべておくだけで良いですから、後は屋外に放置しておくだけでホテイアオイは越冬出来ます。
北海道でも可能?ホテイアオイを室内水槽で越冬させる方法。
ホテイアオイを室内のLED照明の環境で育成できるとは思っていなくて、これまで蛍光灯の照明でも何度も1ヶ月もすればどろどろに溶けてしまっていたのですが、今回の実験でLED照明でもホテイアオイとゼロ距離で光を照射すればうまく育成できました。
この結果、水温を25度以上に設定した状態でLED照明(コトブキフラットLED2本)をホテイアオイとゼロ距離の状態で毎日8時間ほど照射していれば、小粒っ子状態の個体しか増えませんが、それでも枯れることなく無事に室内で育成することが出来ます。
ですから、東京だろうが北海道だろうが、ホテイアオイを室内で越冬させるのでしたら、水槽用のヒーターを設置して水温を25度以上に保ち、LED照明を2本使って水槽の中に水をギリギリまで入れてゼロ距離で照射させると、恐らく室内越冬ができます。
屋外で越冬させるか室内で越冬させるか選択できると便利ですね。
これまでは、ホテイアオイを室内で育成するにはメタハラ環境でしか行なえませんでしたが、まさかのゼロ距離照明でホテイアオイの葉っぱがLED照明にピッタリくっついた状態で育成すると、室内でも枯れることなく株分けをしてあっという間に増えます。
屋外で荒木田土を使った環境でホテイアオイを越冬させるか、室内のLED照明でホテイアオイを越冬させるか、色々と環境を選べて越冬させれる訳ですから、バリエーションも広がりますし、室内ではメダカの産卵床やエビの隠れ家になるので結構便利です。
ただ、蛍光灯の照明で水面まで通常の距離を保っている水槽では、ホテイアオイは1ヶ月もすればどろどろに溶けてしまっているので、LED照明でも距離が近ければホテイアオイのような強力な光が必要な水草を育成することが出来るのは大変ありがたいです。
商業的価値がないホテイアオイを越冬させる意味があるのか?
ホテイアオイについては、全く商業的な価値がなくて、一株100円前後で大量に売られることが多いのですが、それらは春から秋にかけてであり、冬場に売り出されることは滅多にありませんので、越冬させる価値はあるのかもしれませんが、どうでしょうか?
確かにホテイアオイには商業的な価値は殆どありませんけど、越冬させる事により特に室内ではホテイアオイの根っこはメダカの産卵床になったり、ミナミヌマエビの稚エビの隠れ家になったりしていますから、それを考えると越冬させる勝ちはありそうです。
また、何度も越冬をさせることにより、日本の冬に耐えれるホテイアオイに進化していきますので、そうなるとバケツの中に浮かべて屋外に放置しておくだけでも、バケツの水が凍りついてしまっていても、普通に越冬していますので、可能性は広がります。
興味がある人は、冬場は全く売れないホテイアオイを購入して越冬させてみましょう。