ビオトープで育成している水草が増えすぎて困っているのでどうしたら良いですか?、とのご質問を頂いたのですが、ビオトープに限らず室内の水槽であっても水草はメンテナンスフリーという訳にはいかず、定期的にトリミングを行わないといけません。
別に水槽の水草を放置しておいてもよいのですが、環境が良いほど水草はどんどん成長していきウィローモスは水槽全体を覆い尽くす勢いで成長していきますし、マツモやホテイアオイ等の繁殖力が強い水草等はあっという間に水槽を埋め尽くしてしまいます。
最終的には魚や海老が活動するスペースが無くなったり、浮草の場合は照明の光や太陽の光が水中に届かなくなって魚やエビに悪影響が出る場合もありますから、面倒でも週末に1回位は水槽を確認しながら、状況次第でトリミングや駆除を行い管理をします。
ビオトープの水草が増えすぎて困っているけど対処方法は?
ビオトープで水草が増えすぎて困ってしまう場合、大抵は春から秋にかけての問題になるのですが、こればかりは管理者が盆栽を管理するようにトリミングや駆除を行うしかありませんので、完全放置にしておくと水槽がジャングル状態になってしまいます。
ある程度成長をしたらそれ以上は増えない便利な水草があれば良いのですが、太陽の強烈な光と安定した水場さえあれば、水草はどんどん増えていきますから、ビオトープの醍醐味としては管理者が自分でレイアウトやトリミングをする楽しさでしょうか?
ビオトープの水草が増えすぎて困るのは大抵は夏場だけであり、秋から段々と水草が増えなくなっていき冬場になると現状維持で自動的に水草が越冬体制に入ることが多いのですが、外来の日本の寒い冬を耐えれない水草の場合は室内の水槽に移動させます。
毎週ゴミ袋に増えすぎた水草を詰める作業は夏場だけの醍醐味。
日本の夏は気温が高くなり太陽の光も強烈に照射されますので、水草にとってはまさに水を得た魚のごとく一週間もあれば水槽の中で大増殖をしていることも多いですから、毎週ゴミ袋に水草を詰める作業が面倒だな?と感じるのもある種の醍醐味になります。
実際に水草が増えすぎてゴミ箱に積めていかないといけないのは、多くの場合で夏場だけの話ですから、その他の季節のときにはそれほどトリミングなども気にする必要性はなくて実質ほとんど放置状態で良いので、その点は普通の植物よりも楽だといえます。
夏場にビオトープや水槽の水草が増えすぎてしまって、これで枕でも作れるのでは?と思えるくらい大量の水草を駆除する作業が面倒だな?と思ってやっていたのは良い思い出で秋から春にかけては特に何もしなくてもよく、越冬の心配をするようになります。
日本庭園風の庭の管理よりも遥かに楽なビオトープの管理。
自宅に大きな庭があり、巨大な松の木等で立派な日本庭園風の自宅を構えている人もいますが、そういった豪邸に住んでいる人と話をすると、庭の手入れをする費用が年間で100万円以上もかかっているらしくて、自分で対処もできず大変だと話していました。
他人から見て立派だな?とか、綺麗な庭だな?と感じるような管理された自然の庭と言うのは見えないところで大変な労力とコストが発生していることが多くて、日本庭園風の豪華な庭を維持しようと思えば、見えない部分で100万円以上の維持費が必要です。
その点、ビオトープの場合は、専門業者に依頼をしてトリミングや維持をする必要性もなくて、通常であればすべて管理者が自分で管理できる環境が殆どでしょうから、綺麗なビオトープを維持する為には、やはり手間暇がかかると思って管理をしましょう。
京都風のお白州というのでしょうか?、ああいった庭や屋敷を所有していると、本当に管理が大変らしくて、専門業者依頼をするとかなりの費用が定期的というよりも永続的に発生するのですが、ビオトープならトリミングと駆除だけで管理が可能です。