ミナミヌマエビを飼育していると、稀に尻尾を丸めて足を使って器用にいじっていたり、背中を足で触っているような動作をすることを目にする事があるんですけど、これは別に病気などではなくて単純にミナミヌマエビがリフレッシュをしている瞬間です。
ですから、ミナミヌマエビが尻尾を丸めて何度も足を使っていじっていたり、足を器用に伸ばして背中を触っていたとしても特に問題になることはありませんので、ネコが毛づくろいをしているような状態だと思って、そのコミカルな動作を観察しましょう。
ミナミヌマエビもおしゃれを気にして尻尾や背中に小さな付着物などがあれば、それを取り払うのかもしれませんし、単に痒いと感じるような時がれば、人間と同じように手足を使ってゴシゴシしているのかもしれませんが、何をしているのでしょう?
ミナミヌマエビが背中や尻尾をいじっているのは病気なの?
ミナミヌマエビがその場で立ち止まって、背中や尻尾を足でいじっている理由は特に病気などではありませんから、安心してそのまま飼育させることが出来ますので、そのような現場を見たから何かをしないといけない訳ではないので、ご安心ください。
逆にミナミヌマエビが病気というか、体調が悪化して死ぬ寸前になると、突然動かなくなってその場でじっとしていることが殆どなので、足を使って尻尾や背中をゴシゴシといじっている時点で、その個体は十分に健康な個体ですから、何ら問題はない訳です。
逆に、ミナミヌマエビが尻尾や背中をゴシゴシしている現場は頻繁に確認出来るわけではありませんから、特別珍しい行動でもありませんが、ゴシゴシしている現場を確認した場合は、ちょっとだけ貴重なミナミヌマエビの行動が見れたと思えば良いですね。
ミナミヌマエビは普段は一日中餌を食べているので目立つ?
ミナミヌマエビの飼育をすればわかりますが、朝から晩までいつでも何かを食べていますので、それ以外の行動をした場合は特に目立つことが多くて、有名なのが抱卵の舞と呼ばれている一斉に水の中を泳ぎだす行動になるのですが、本当に目立ちます。
抱卵の舞になると、何かしらのフェロモンがミナミヌマエビから出ているのか分かりませんが、一斉にミナミヌマエビ達が水中を泳ぎ回る状態になり、水槽の中の殆どのエビが泳ぎ回っている状態になりますので、見た目のインパクトが強い行動になります。
それとは反対にミナミヌマエビが背中や尻尾を足でゴシゴシしている行動は、それをしている個体のみが行うことが殆どであり、水槽の中のミナミヌマエビ達が一斉にその場で立ち止まって足で背中をゴシゴシすることはありませんので抱卵の舞とは違います。
産卵活動でも餌を食べる活動でもないので多分背中が痒いだけ?
ミナミヌマエビの行動パターンは餌を食べる、危険を察知したらエビジャンプ等の行動で回避する、産卵活動に向けて抱卵の舞を行う3パターン位であり、他の生き物を襲ったりケンカをしたりすることもありませんのでこれ以外は生存には関係ない感じです。
ミナミヌマエビの知能がどれだけ高いのかは分かりませんが、あれだけ小さなエビですから、脳みその容量も小さくで情報処理能力も低いと思われますので、ミナミヌマエビが痛みやかゆみを感じているのであれば、単にその分が痒さを回避する行動ですね。
もしミナミヌマエビが痛みやかゆみを全く感じない体の構造をしているのであれば、背中や足をゴシゴシとするのは、おしゃれでやっているのか、何かしらの遊びでやっているのかになるでしょうけど、この行動は特に病気などではないのでご安心ください。