餌を全く与えなくても死なないロイヤルプレコの秘密

アクアリウムを開始する場合、通常はどのような魚やエビであっても餌を与えるのが普通であり、餌を全く与えない状態で飼育をしていると室内の水槽の場合、魚はドジョウなどの生命力の強い雑食性の魚以外は餌不足で餓死状態になり死んでしまいます。

ミナミヌマエビの場合は、別に全く餌を与えなくても、水槽の中に自動的に発生する微生物やコケなどを食べて生きていけますので、成長速度や繁殖力は弱くなりますが、照明とろ過フィルターさえ稼働していれば、室内でも餌無しで飼育することは可能です。

通常の大きく成長する魚の場合、全く餌を与えないと殆どが餓死してしまうんですが、例外的にロイヤルプレコに関して言えば、餌を与えなくても普通に成長していきますし、餓死で死ぬこともない魚ですから不思議に思っている方もいるかもしれません。

 

 

餌を全く与えなくても死なないロイヤルプレコの秘密。

 

ロイヤルプレコとは、頭がとても大きい鎧のようなボディーをまとったプレコのことであり、大凡で言えば体長は30㎝位で頭の大きさが体の半分をしめているので、独特の印象がある魚ですから、どこかで一度は見たこともある人が多いのではないでしょうか?

価格は高めの魚で稚魚でも1匹で3000円位はしますし、成長した大きなロイヤルプレコになると価格が1万円を超えることも珍しくありませんから十分高額な熱帯魚になるんですけど、丈夫で寿命も10年以上は普通に生きますので飼育の価値はあります。

このロイヤルプレコが何故餌を与えなくても死なないかというと、実は流木を食べてそれを餌として分解できる微生物を体内に持っている大変珍しい魚であり、ロイヤルプレコとタイガーペコルティアと呼ばれている2種類のプレコがこの能力を持っています。

 

 

ロイヤルプレコは水槽内に大きな流木が沢山あればそれを食べます。

 

ロイヤルプレコの飼育をした事がある人ならご存知でしょうけど、ロイヤルプレコの水槽では大きな流木が必須になり、一日中流木にくっついて生活をしていくプレコになりますので、ロイヤルプレコを飼育する場合は流木を沢山購入しないといけません。

その理由は、ロイヤルプレコが流木をカンナで鰹節を削るようにガンガン削って食べてしまうからであり、あっという間に大きな流木がロイヤルプレコに食べられてしまって細くなっていきますから、流木=餌として考えておけばその仕組もわかりやすいです。

流木があれば餌が必要無い変わった生態を持つロイヤルプレコは結構人気がありますので、大抵のペットショップやホームセンターで売られていますから、興味があれば購入をお勧めしますが、60㎝水槽の場合は大抵は単独飼育になりますのでご注意下さい。

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60㎝水槽でメダカやミナミヌマエビとロイヤルプレコの飼育は可能?

 

ロイヤルプレコは大きさが30㎝位まで成長するプレコですから最終的には60㎝水槽が必要になりますし、大量のフンをするのはプレコの伝統なので、強力なろ過フィルターと出来れば強力な水流が必要になりますので、正直メダカとは相性が悪い魚です。

ロイヤルプレコの水槽でも水流を弱くしてもよいのですが、本来は強い水流を好む魚ですから出来ればプレコの飼育全般に言えるんですけど、なるべく強い水流を与えておいたほうがよくて、水流を弱くした環境であればメダカの飼育も可能になります。

ミナミヌマエビに関しては全くお構い無しでロイヤルプレコと同じ環境で飼育することが出来ますし、ロイヤルプレコはミナミヌマエビやメダカを襲って食べることはありませんので、水流さえ弱くしていれば同じ水槽でも飼育が可能な魚になります。

水草はレイアウトをしても吹き飛ばされてしまいますし、基本的には大型プレコの場合はベアタンクで飼育したほうが管理がし易い事が多く、ロイヤルプレコをメインで飼育している方は60㎝水槽であれば単独飼育が多いのでどうするかはご判断ですね。

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