ミナミヌマエビの飼育をするにあたって、必ず必要になるのが水槽であり、何にしても水槽が必要になりますので、室内で飼育をする場合は、価格が高いアクリル水槽を購入する人は殆どおらず、ガラス水槽を購入する方が殆どになるのではないでしょうか?
アクリル水槽の方が価格が安いと思っておる人もいるかも知れませんが、それはサイズが120㎝以上の水槽の場合であり、90㎝以下の水槽の場合はガラス水槽の方が圧倒的に価格が安くなりますので、ミナミヌマエビの飼育をする人はガラス水槽が多いのです。
ただ、ガラス水槽を購入する予算がなくて、スペースもない場合、カブトムシを飼育しているプラケース等のプラスチックの容器を水槽として使いたいと思う人も多くて、その場合に、ミナミヌマエビの飼育が可能なのか?と言ったご相談を今回受けました。
なんでも、カブトムシを飼育していたプラスチックの水槽でミナミヌマエビの飼育を初めたらしいのですが、すぐに死んでしまったらしくて何度飼育しても上手く行かないらしく、プラスチックの水槽ではミナミヌマエビが飼育できない状態とのことです。
ミナミヌマエビの飼育にプラスチックの水槽は使えるの?
それで、ミナミヌマエビの飼育にプラスチックの水槽が使えるのかどうか?、と言ったご相談ですが、なるべく大きなプラスチックの水槽であれば、普通にミナミヌマエビのしいくはできますし、小さなプラケースであっても、個体数を減らせば飼育可能です。
結論としては、プラスチックのケースでもミナミヌマエビの飼育は問題なく行えるということであり、それ自体は何ら問題はないのですが、それでは一体何故?、プラスチックのケースで何度やってもミナミヌマエビの飼育に失敗してしまうのでしょうか?
プラスチックのケースでミナミヌマエビの飼育が上手く行かない理由は、ベアタンクで飼育をしていて、ミナミヌマエビの足場が全くなく日々ストレスを与えているとか、水合わせに失敗したとかの可能性もあるのですが、今回はその心配はなさそうでした。
なんでも、飼育水はミナミヌマエビを購入したペットショップで多めに水をもらっていたらしくて、それをプラケースに全て投入して足りない水は、カルキを抜いた水道水を使っているとのこですし、ソイルも敷いているとのことで問題はありません。
プラスチックのケースでミナミヌマエビの飼育が失敗する原因。
プラスチックのケースを使っていてミナミヌマエビの飼育が上手く行かない原因ですが、今回のケースはその原因がハッキリとしていて、単純にろ過フィルターが全くセットされていないからであり、ろ過フィルターを追加すれば飼育することが可能です。
プラスチックのケースの場合、ろ過フィルターの設置にかなり制限が発生することが多くて、底面式も使えないですし、プラケースの蓋をした状態では外掛けも使うことが出来ませんから、ついついろ過フィルターナシで飼育をしてしまうことになるのです。
この状態ではプラケースだろうがガラス水槽だろうが、太陽の光で自然と濾過環境が構築される屋外の水槽とは異なり、室内の水槽の場合は濾過が出来ずにどんどん水が汚れていくことになりますので、必ずミナミヌマエビは全滅してしまうことになります。
プラケースのケースの場合設置できるろ過フィルターは、投げ込み式かスポンジフィルターのどちらかになりますので、水作エイト等を購入してからプラケースにセットをして稼働させるようにすると、安定して飼育をすることが可能になります。
プラケースに水作エイトを入れるとかなり大きくて邪魔に感じるかもしれませんし、これを設置しておかないと水を綺麗にすることが出来ませんので、邪魔かもしれませんが、水作エイトの設置をして飼育をすることを強くお勧めいたします。