メダカの飼育をしていると、最初頃は誰でも何度も死なせてしまうんですが、次第に育て方が分かってくると今度は繁殖が楽しくなり、その後はメダカが毎回増えすぎて困ってしまう状態になりますので、やはり知識と経験がとても重要な事がよく分かります。
メダカの飼育と繁殖のように、その方法を知っていれば簡単なんですけど、知らないと全然上手くいかないのは一種の知恵の輪のようなものですから、メダカの飼育が上手く行かない人は最初は誰でもその状態になるので気にせずに育てていくのがベストです。
ただ、メダカの稚魚の繁殖を大量におこなっていると、結構不思議な光景を見ることになるのですが、その中の一つが何故か毎回、どの水槽でも1匹だけ異常に成長速度が早くて大きくなるメダカがいて、他のメダカたちよりも成長速度が本当に早いのです。
この不思議な光景はメダカの稚魚の飼育をしていると頻繁に見ることが出来ますので、以前から気になっていた人もいらっしゃるかと思いますけど、大抵はどの水槽でも1匹だけ成長速度が早いメダカの稚魚がいてこれが後々問題を起こす場合があります。
必ず出てくる水槽で1匹だけ大きくなるメダカの稚魚の秘密。
メダカの稚魚の飼育をしていると、必ず出てくる1匹だけ極端に成長が早いメダカの稚魚なんですけど、なぜ、1匹だけ大きくなるかと言えば、元々成長速度が早い個体であることは間違いないのでしょうけど、稚魚が成長するのに必要なもの・・・。
そうですね、成長速度が早いメダカの稚魚というのは餌を他の稚魚よりも沢山食べているから成長が早いのであり、餌がないことには大きくなる要素を遺伝的に持っているメダカの稚魚であっても絶対に大きくなることは出来ませんから、全ては餌なのです。
メダカの稚魚を育てている人ならご存じでしょうけど、大量に餌を与えないと次々落ちてしまうため、最終的に残ることが出来る稚魚の個体数が大きく減少することになりますから、それを避けるために、大量の餌を毎日何度も与え続けるのが稚魚の飼育です。
その結果、水槽の中には常に大量の栄養価の高い餌がいつでも稚魚たちが食べれる状態になっていいて、その稚魚の中に極端に餌を食べるのが得意な稚魚がいたらどうなるのかを考えれば分かる通り、極端に成長速度が早くなる個体が出てくることになります。
栄養価の高い餌が食べ放題の稚魚水槽では必ず出てくる大きな個体。
メダカの稚魚を育てている水槽というのは自然界ではありえないほどの栄養価の高い餌がいつでも食べ放題の状況になっていることが多くて、その状況でないと大量の稚魚を育てることが出来ませんので、とにかく餌が沢山食べれる状態になります。
人間で考えたら分かるんですけど、常にバイキング形式で好きなだけ食事ができる環境で生活をしているのであれば、他の人よりも大量にその沢山の食事を食べ続ける人が出てくる訳で、メダカのような成長はしなくてもドンドン太っていくことになります。
メダカの稚魚のように狭い水槽で大量に稚魚を育てる場合は、養殖のいけす並に大量の餌を与え続けることになりますから、餌を食べるのが得意な個体がいれば、それに合わせて驚異的な成長速度で育っていき、結局1匹だけ大きな個体が突然誕生します。
メダカの稚魚の成長速度は相当早いですので、短期間でいきなり大きな個体が水槽の中にいて驚くかもしれませんが、餌を制限することも出来ませんから、大抵は1匹だけ餌をよく食べる大きな個体が誕生して、これを放置しておくと問題が発生します。
グリーンウォーターの環境でメダカの稚魚を育てていると、大量にいたはずのメダカの稚魚が全ていなくなっていて、一匹だけ大きなメダカが水槽で泳いでいる事があるのですが、成長速度の早いメダカの稚魚が大きくなり他の稚魚を食べてしまうからです。