鳩に襲撃された経験のあるメダカは布団を見ると怯える謎

ベランダや庭に水槽を設置して、そこでメダカやミナミヌマエビの飼育をしている人も多いと思いますが、屋外に設置している水槽の場合は、確かに放置飼育でも何ら問題はないのですけど、予想外のトラブルが発生することもあり、その度に対策を行います。

最も多いのは、トンボがいつの間にやら産卵をしていて水槽内でヤゴが生まれていて、飼育しているメダカやミナミヌマエビを襲っているケースや、蚊の幼虫であるアカムシが大量発生していて、その水槽が蚊の発生源になっているなどはよく聞く話です。

メダカやミナミヌマエビの場合は、小型のヤゴやタイコウチ等に狙われてしまうことはあるんですけど、金魚のようにネコやイタチ、サギやカラスなどの大きな天敵に襲われることはありませんから、その点を安心していると思わぬ天敵が水槽を襲撃します。

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そのメダカの天敵というのは鳩のことであり、鳩が直接メダカを襲って食べるわけではないのですが、鳩がメダカを飼育している水を水槽を見つけると集団でやってきて、次から次から水槽にダイブを行いそれを永遠と繰り返す状態になることがあります。

 

 

鳩に狙われたメダカの飼育水槽はそのままでは壊滅状態になります。

 

鳩の習性として群れのグループの一匹がメダカを飼育している水槽を見つけて、暫く遠くから水槽付近を確認しながら、その水槽が安全であることを確認すると、次から大群を率いて水槽の周辺にやってきて更に安全な場所なのかの確認を行うようになります。

そして、その水槽が安全であることを確認すると、一匹が突然水槽にダイブを行い、水槽の中で羽をばたつかせて水しぶきを周囲に降らしまくり、その水しぶきの量を誇示するかのごとく他の鳩に見せつけるような行動を行い、次々と鳩がそれを繰り返します。

この鳩の襲撃の問題点は、飼育管理者が自宅に不在の時を狙って行われることが多いということであり、たまたま有給などで休んで自宅にいる時や土日に休みで自宅で休んでいる時にその現場を見つけて、あまりに大量の鳩が自宅付近にいるのを見て驚きます。

あまりに異常な数の数十羽のハトたちが自宅付近に集まっていてメダカを飼育ている水槽をじっと見つめているのを見ると、ただならぬ雰囲気を感じますし、凄まじい水が弾ける音がベランダや庭で連続して聞こえてくるので最初は何事かと驚く訳なのです。

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鳩が次々と水槽にダイブしていくとメダカが壊滅状態になります。

 

調子の乗っている鳩たちに序列があるのかどうか分かりませんけど、軍隊のようにびっしりと整列をしてる鳩達が順番にメダカの水槽にダイブを行い、そこで羽をばたつかせて大暴れをする行為を繰り返すとメダカたちは水槽の外に飛び出される事もあります。

それを何度も何度も繰り返しやられてしまうと、メダカは逃げ場を失い、ショック死してしまう個体も発生しますし水槽の外に飛び出すことになったメダカたちは当然そのまま死んでしまいますので、放置をしておくとメダカ水槽が壊滅することになります。

ご存じの方もいるかと思いますが、ドバトとよばれる鳩は病原菌の塊のような存在ですので、鳥に詳しい人なら鳩を見ればその場から立ち去るくらいの危険な存在なんですけど、そんな鳩が集団で何度も毎日のようにメダカ水槽にダイブを繰り返すのは問題。

そこでなるべく早く飼育者が鳩が水槽を襲撃している事実を確認して、鳩が水槽を襲撃しないように猛禽類の人形を設置するか、蛇の人形を設置するなどして、鳩が水槽の付近に近寄ってこない環境を作れば、次第に鳩はその付近に近寄らなくなります。

 

 

鳩に襲撃されたことのあるメダカは布団を干す現場を見ると怯えます。

 

これ、メダカの知能に関する実験的な話になりそうなんですけど、飼育をしていて一度でも鳩に水槽を襲撃されたことのあるメダカというのは、その付近のベランダなどで布団を持ってうろついていると、怯えてしまって水槽から消えてしまうことがあります。

付近においている他の水槽では全く問題がないのに、かつて鳩に襲撃されたことのある水槽のメダカだけが、布団を持って付近を歩いている人の姿を見ると怯えてしまい、集団で水槽の端っこの水草の中に頭を突っ込んで隠れてしまう不思議な光景になります。

このことから、メダカには学習能力があり、過去の危険を憶えていて、鳩が水槽を襲撃する際の光景と人が布団を持って近くを歩いている光景が大変良く似ていると感じて、一斉に水槽の端っこにある水草や藻の中に頭を突っ込んでじっとしている感じです。

実際のメダカの知能については、正しい正確なデータはよく分かりませんけど、想像以上に記憶力があり、過去に体験した鳩の水槽襲撃による水槽内の被害が発生すると感じた瞬間、本能的に端っこに逃げながら生き延びようとしているのかもしれません。

他の水槽のメダカたちは同じ子孫で同じ場所で飼育しているのに全くそのような状態にはならずに、鳩に襲撃されたことのあるメダカだけがそうなっている不思議体験です。



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