初めてドジョウの飼育をした人なら大抵が疑問に感じる問題として、飼育しているドジョウが全然大きくならないけど、健康状態が悪いのか?、水槽の環境が悪いのか?、原因がよく分からないので、ドジョウ以外に問題があるのでは?と考えていまいます。
しかし、ドジョウの飼育をしてみれば分かるんですが、ドジョウは成長する速度が余り早くないので、ホームセンターで100円でタライの中で売られているサイズの小さなドジョウを購入して飼育を始めてみても、驚くほど成長しない状態続きます。
ただ、これは別にドジョウの健康状態が悪いわけではなくて、ドジョウは元々成長速度がそれほど速くない魚ですし、寿命自体もかなり長くて5年、10年位は普通に水槽の中で長生きする魚になりますから、気長に育てていくのがドジョウの醍醐味になります。
ドジョウも個体によっては成長速度が早いドジョウもいるのが厄介。
メダカの成長速度にも個体差がありますので、あっという間に大きくなるメダカと、全然大きくならないメダカも居ますから、それがドジョウで発生してもおかしくなくドジョウの場合はこれまで飼育をしてきている個体を見ても成長速度は大抵が遅いです。
餌を沢山あたえているのに、期待しているほど成長しないドジョウを見ていると、若干焦ってしまうかもしれませんけど、それがドジョウになりますから、ドジョウの成長速度については余り気にせずに、そのうち大きくなるくらいの感覚で育てていきます。
ホームセンターで購入した5㎝前後のドジョウを5年位飼育していますけど、やっと最近ある程度の大きさになってきたかな?と思える程度ですから、成長速度が早くてあっという間に大きくなるドジョウもいますが、それも個体差による要因が多いのです。
ただし、大きくなるドジョウは本当に成長速度が早くて、5年も飼育していると余裕で15㎝位になっている大きな個体もいますけど、それは実際に育ててみないと分からない事が多く、ドジョウの稚魚をみて判断するのは難しいといえるのが現状です。
大きくなるドジョウの個体は成長が早くてウナギのようになります。
ドジョウの場合、寿命が大変長い魚であることから、お子さんが小学生の時に飼育を始めたドジョウがいつの間にやら成人式を迎える頃になってもそのまま成長をしている事も珍しくなく、飼育環境によっては余裕で10年以上は生きることが出来る魚です。
何しろ、田んぼの土が干上がってもそのまま田んぼの地面の中に潜り込んで、その中で冬眠をしながら次の田んぼのシーズンを待ち続けるくらいのタフな魚になりますので、生命力は半端ではなく寿命もとても長いのですが、成長速度には大きな差があります。
ホームセンターで1匹100円で売られることが多いドジョウですけど、偶然大きくなる個体を購入した場合は、本当にどんどん大きくなっていきますので、60㎝水槽で飼育をしているとウナギのような大きさになるドジョウもいるのが面白いところですね。
5年飼育すればそれなりの大きさになっているドジョウと、ウナギのように巨大に成長してるドジョウの違いについては、多分遺伝的な要素のほうが強いのではないかと思いますし、どちらも同じような環境で飼育していてもかなりの差がでることが普通です。
極端に大きくなるドジョウの中には3倍体と言って、染色に異常が発生して、生殖能力を失う代わりに極端に大きく成長するドジョウもいますので、飼育に時間がかかるかもしれませんが、ドジョウの飼育を成長速度に合わせて楽しむのは十分アリです。