よくあるセット水槽に付属している濾過フィルターといえば、大抵は上部式濾過フィルターとよばれている、古典的な水槽の上にセットする濾過フィルターがあり、これは価格も安くてメンテナンスもし安く、濾過機能も高いのが特徴です。
また、コストが安い、メンテナンスがしやすい、濾過能力が高い、トラブルが発生しにくい、初心者でも扱いやすいといった条件を備えている為、誰でも簡単に扱える訳ですから、多くの水槽にセットされるのも納得できる話です。
上部式濾過フィルターでミナミヌマエビの飼育は可能？
セット水槽に多い上部フィルターの場合、その性能自体は高い為、大抵の魚やエビなどの飼育が可能であり、よってミナミヌマエビの飼育であっても当然可能になります。
ただし、メダカのように水流に弱い魚の場合は、上部フィルターの水流は強すぎる為、弱くする為にガラス面に水流をあてても、メダカには負担になることがありますので、そう言った水流を好まない魚には向いていません。
逆に、水流大好きなプレコ系の魚でしたら、上部フィルターは大歓迎であり、また極端に水を汚すプレコの場合は、オーバーフローを除き、上部フィルターが最も適した濾過フィルターになりますので、その点には注意が必要です。
上部式濾過フィルターよりも外部式濾過フィルターのほうがいい？
セット水槽に付属している上部式濾過フィルターで、ミナミヌマエビの飼育に問題がないことはわかりましたが、では、稚エビはどうなのか？と言った話です。
もちろん、上部フィルターは水流が強い為、ミナミヌマエビにとっても、本来はエーハイム2213のような外部式濾過フィルターの方が良いのでしょうけど、メダカとは違って、常に泳いでいる訳ではありませんから、そこまでシビアな判断は必要ありません。
まあ、基本的にエビの仲間は水流が嫌いな種類ばかりですから、できれば外部式濾過フィルターを選択したほうが良いのでしょうけど、値段が高いし、メンテナンスは面倒ですし、初心者にはホースの設定も面倒なので、上部式を使う人が多いのです。
上部式濾過フィルターでミナミヌマエビの稚エビは大丈夫なの？
では、上部式濾過フィルターでミナミヌマエビの稚エビの飼育に問題がないのか？と言った相談になった場合、これも特に問題になることはありませんので、適当に石や流木水草などを水槽内に設置していれば、その物陰に隠れて普通に生きていけます。
多分、気になる点としてはあの吸い込み口から稚エビが吸い込まれるのでは？といった話ですが、確かに吸い込まれる稚エビもいるかもしれませんが、観察をしてみると、吸い込み口のコケを食べながらうまく生きている稚エビもいますから大丈夫です。
気になるようでしたらスポンジフィルターをつけると良いですし、仮に吸い込まれても、稚エビ場合は、上部式濾過フィルターの中でそのまま生活していることもありますので、掃除の際に確認すれば良い感じでしょうか？
