室内に設置している水槽には全く利用することは出来ないのですが、屋外に設置してある水槽でしたら、特定の条件下では最も高いパフォーマンスを出してくれる物の中に、荒木田土と言う、その名の通り有名な土があります。
他にもメダカの飼育をしている人なら知っているであろう、赤玉土といった似たような名前の土がありますが、実際には荒木田土と赤玉土は全く異なる土ですし、現物を確認すればその違いは一目瞭然ですので、気になるならホームセンターにGoです。
荒木田土が室内水槽で使えない理由はいったい何?
これ、何故室内の水槽で利用できないのかといえば、実際にやってみれば分かりますが、魚やエビが動いただけでも、あまりの凄まじい細かい泥が水中に漂うため、その細かい泥が濾過フィルターに吸い込まれて目詰まりをしてしまうからです。
そんなことはやってみないとわからないじゃ無いか?、と思った人は、実際に室内水槽にて大量の荒木田土を使ってみればその意味がよくわかると思いますが、後の水槽や濾過フィルターの掃除が本当に大変なのでそれだけはご注意ください。
エーハイム2213を設置した水槽で荒木田土を利用したら、それは大変なことに・・・。
屋外に設置した水槽なら荒木田土は大変こころ強いアイテム?
屋外に設置している水槽でしたら、濾過フィルターそのものが無いことが多いですから、荒木田土を最大限に利用できますし、荒木田土を敷き詰めた水槽というのは、水草の育成について最も高い性能を発揮してくれるこころ強いアイテムなのです。
何しろ、メダカもミナミヌマエビも、ヒメタニシもドジョウもとても心地よく水槽の中を泳いでくれますし、元々田んぼの土そのものですから、より自然に近い状態が作れますからね。
ただし、荒木田土の場合は、水深をかなり浅くしておかないと、観賞用には全く適さなくなることが殆どなので、そのバランスを取るのが少々難しいのが難点でしょうか?
1年間使ってきてヘドロになった荒木田土は再利用可能なのか?
こちらの荒木田土なんですけど、これを敷き詰めておくだけで、ホテイアオイが越冬できますし、メダカもミナミヌマエビもドジョウやヒメタニシも元気に過ごすことができるのですが、唯一の欠点は1年間使っているとドロドロのヘドロになる点です。
ですから、荒木田土の場合、1年間くらい使っていると、すでに土とは言えないヘドロのような状態になっていて、悪臭を放っていますので、毎年1回は交換をしないといけないのですが、この状態の荒木田土を元の状態に戻せるか?と言った話になります。
実際の田んぼや畑を所有している人であれば、再利用は可能。
これ、実際の田んぼの土を使っていますので、田んぼで行われているのと同じように水を抜いてしばらく土を畑として休ませるなどの対策をとれば次第に元の状態になっていくのですけど、そんなことは普通の人では出来ませんので、再利用は不可になります。
再利用を検討するのであれば、荒木田土の場合は再度新品で購入したほうが手間もコストも圧倒的に安いのですので、巨大な畑や田んぼを所有している人で無いのであれば、1年間使ってヘドロになった荒木田土はゴミとして処分したほうが良いと言えますね。