水槽の飼育器具の中で、照明だけは濾過フィルターやエアレーションのように24時間常時点灯をさせておくわけにもいきませんので、管理者が電源のオンオフを行い、照明がついている時間帯、ついていない時間帯を設定するのが普通です。
例外的に、海藻を使ったオーバーフロー方式で採用されることもある生物濾過フィルターの場合は、昆布などの海藻に対して、濾過フィルターの中で24時間照明を点灯させるなどを行いますが、通常は夜間になると照明を落とすのが一般的です。
水槽用のタイマーはどれを選べば良いのか?
実際に、水槽に設置している照明のオンオフを管理する場合、管理者が毎回電源のオンオフをするのは合理的ではありませんので、機械的に照明のオンオフをて特定の時間に行うようにする方がスムーズな管理が行えますので多くの人がそうしています。
例えば、午前10時になると照明の電源をオンにする、午後6時になると電源をオフにするような設定をタイマーにしておくと、あとはそのタイマー経由で照明の電源を取得すれば、勝手に電源のオンオフが行われることになります。
そこで、水槽用のタイマーを購入しようと思った際に調べてみると、色々な種類がありますので、どれを購入したら良いのか迷ってしまう人もいるかと思います。
多機能で高価な水槽用タイマーを選んだ方がよいの?
チャームさんなどの公式サイトで水槽用のタイマーを調べてみると、色々な種類のタイマーがあり、高機能を謳っている高額なタイマーから、なんか見るからに安っぽいダイソーで売られていそうな価格の安いタイマーまで売られています。
日本人の場合、性能がよくわからない商品やサービスを購入する際には価格が高い方が優れていると認識されることがよくありますので、全く知らない人は高機能な水槽用タイマーを購入してしまいそうになるかもしれません。
何しろ、価格が安いタイマーは見た目がおもちゃっぽくて性能が悪そうですし、高そうなタイマーはデジタル式で液晶パネルもあり、最新の電子機器のようで見た目も格好いいから、当然こちらの方が良いと思う人が出てくるのは当然だと言えます。
多機能で高価な水槽用タイマーは設定が面倒で使いにくい?
価格が高くて液晶パネルがついている水槽用タイマーの場合、確かに色々なプログラム設定ができる為、細かい設定ができるのですけど、実際に照明の管理で行いたいのは特定の時間に電源のオンとオフをすることだけです。
それ以外の余計な機能は必要ありませんし、液晶パネルがついているタイマーというのは、慣れていない初心者の人には最初の設定すら困難であることが多く、特定のボタンの同時押しや押しにくいゴムの小さなボタンを何度も押さないといけません。
説明書に書かれている文字が大変小さく初心者にはわかりにくい。
また、説明書が大変小さな文字で書かれていることが殆どなので、老眼の人などでしたらその時点で、タイマーを投げ捨ててしまいそうになりかねませんので、正直言って多機能なデジタルタイマーは水槽用の照明の管理用途としてはお勧めできません。
なんらかの事情があり、それらの多機能が必要な容易に操作が出来るベテランの人なら別でしょうけど、単に照明のオンオフをしたいだけの簡単操作を求めている人の場合は、どのようなタイマーにすれば良いのでしょうか?
次回に続きます。