メダカの越冬方法と荒木田土|重要なのは水量の確保

10月に入っていますので、そろそろメダカの越冬について準備をしようとする人が出てくるとは思いますが、メダカの越冬についてどのような準備が必要なのか?、そちらについて書いてみたいと思います。

基本的に日本国内で自然界にメダカが生息しているような地域であれば、メダカの越冬について特別な準備をする必要はありませんので、屋外飼育だからと言って、何か特殊な飼育器具を用意することもありません。

 

 

日本の冬は想像以上に厳しいので小さな水槽の場合はその影響も大きい。

 

ただし、越冬に関して言えば、日本の冬は想像以上に寒くなることが多くて、深夜早朝にかけては氷点下の気温になることも普通にありますので、そうなると屋外に設置している水槽がどうなるかと言えば、そのまま水面が凍りついてしまいます。

通常、水槽の水すべてが凍ってしまうような氷河のような状態になることは日本国内ではありませんが、それは十分な水量が確保されている場合であり、水槽の水が少ない場合はあまりの寒さが続いた場合、水槽の中の水が全て凍ってしまうことがあります。

 

 

エアレーションがあれば水槽が凍りつくことは無くても水温変化は厳しい。

 

そのため、メダカを屋外に設置している水槽で越冬させる場合、最も重要なのは水量になり、それが適切でないとどのような対策を施しても、水が完全に凍ってしまってはメダカは生きていくことは出来ません。

水量がどうしても確保できない水槽環境の場合は、エアレーションを行っていれば、水槽の水が凍りつくことはありませんから、少ない水量でも水が凍ってしまうことはないのですけど、水量が少ないと水温の変化も激しくなりますので、やはりメダカに負担がかかってしまいます。

 

 

メダカに負担がかかりすぎると、ある時を境に一斉に倒れていくこともあります。

 

メダカに負担がかかっている場合、すぐに死んでしまうことはありませんけど、体力が段階的に失われていきますので、結果的に越冬できない個体が発生してきて、寒さの中次々と倒れていくこともありますから、やはり水量は大切です。

メダカの越冬に荒木田土を入れておいたほうが良いのか?については、別に荒木田土がなくてもメダカは普通に越冬できますが、ベアタンクの環境よりも何か土や砂利を敷いておいた方が良いので、荒木田土が用意できるのであれば入れておいた方が無難です。

もともと、荒木田土は田んぼの土ですから、メダカ自然界で生息している環境により近づける為には必要不可欠なものですから、水の汚れがきになるのであれば、赤玉土と混ぜて使えば、低コストでより自然環境に近い水槽管理が可能です。

荒木田土とメダカの越冬は特別必要とされる関係ではありませんが、ないよりはあった方が良いので、余裕があれば好みに合わせて採用すると良い感じですし、ドジョウがいる環境であれば断然、潜りように荒木田土は必要になります。