アクアリウムを始めたばかりの初心者の方に限らず、ある程度飼育経験が豊富なベテランの方でもやってしまう重大なトラブルといえば、水槽のガラス蓋の破損になるのではないでしょうか?
一般的に水槽にはガラス蓋をつけている水槽とつけていない水槽があり、水草がメインの水槽やここ最近流行りのレイアウトの水槽であればガラス蓋はつけないようになっていますが、旧来のスタイルであればガラス蓋をつけている水槽もあります。
結論から言えば、水槽のガラス蓋はできるだけ付けないほうがトータル的に見れば安心安全ですから、どうしても水槽の設置の際にガラス蓋を付けないといけない場合を除いて最初からつけないようにしておくことをお勧めいたします。
エアレーションを強めにしていてフチなしのガラス水槽の場合、ガラス蓋をしていないと水しぶきがそこらじゅうに飛び散ってしまうなどの場合もありますけど、この場合はエアレーションを弱めにするとか水量を調整することにより改善できます。
普通に飼育をしている場合、ガラス蓋がないほうが照明の光がより水槽に照射されますし、メンテナンスの際にも容易にそれができるようになりますから、ガラス蓋そのものが必要ない状況であることが殆どです。
うっかりぶつかったり滑らしたりして破損してしまうガラス蓋。
水槽をメンテしていると、ガラス蓋を付けている水槽の場合は、それを取り外してその辺に立てておくとか、置いておくことが多いと思いますけど、その際にうっかりぶつかってしまったり、勝手に滑ったりしてガラス蓋が破損してしまうことがあります。
この場合、ガラス蓋の破損だけでしたら500円程度の損害で済むのですけど、ガラス蓋が破損することにより、周辺の家具や建物、浴槽などを破損させてしまうと数十万円規模の損害が発生することもあります。
ガラス蓋を落下させてしまった場合は、その落下の角度により衝突した家具や部屋の内装などが大ダメージを受けてしまうことがあり、浴室を構成しているような部屋の部品の場合でしたら本当に高額な出費をしないといけなくなってしまいます。
こちら、水換えの際にご家族やお子さんなどが偶然ぶつかってしまうなどをすることもありますから、ガラス蓋を扱うときは相当慎重に扱わないといけないのですが、慣れてくるとそれも面倒になりその辺にポンと置いておくようになりますから、本当に注意が必要なのです。
後々、後悔をしないためにはやはりガラス蓋は処分したほうが無難。
最近では、水槽のガラス蓋が最初から付いていない水槽も増えてきていますから、それだけ需要がなくなっていると思ってもおかしくはありませんし、レイアウト重視の水槽の場合はガラス蓋自体をつけないのが普通になっています。
それでもガラス蓋を付けておきたい人はいらっしゃるでしょうし、状況によりガラス蓋があったほうが良いケースも当然あるのですけど、そうでない場合、ガラス蓋があってもなくてもどちらでも良い場合はどうすればよいのか?
その場合は、思い切って水槽のガラス蓋を処分しておいた方が、後々発生するかもしれない重大なトラブル自体が発生しなくなりますから、別に必要でないのであれば最初から付いていてもガラス蓋を処分されることをお勧めしています。
ガラス蓋自体破損した場合は大変危険なガラスの破片になり、小さなお子さんがその破損に関わってしまった場合は重大な事故になりますし、部屋の内装を破損した場合でも高額な費用が発生してしまうのです。
ベテランの方でも不慮の事故が全く発生しない保証はないわけですから、いつ何時ガラス蓋が原因で思わぬ自体になってしまうかもしれないことを考えると、ガラス蓋を必要としない水槽環境を構築しておいた方が、メンテナンスもしやすくて見た目も良く、トラブルの要因も減るわけです。