初めてその姿を見た人であれば、殆どの人が嫌悪感を感じたり、あまりに気持ち悪くてびっくりする生き物として、ミズミミズというヘンテコリンな生き物がいます。
ミズミミズなんか知らない・・・と思っている人であっても、アクアリウムをしている人であれば必ず見た事がある生き物であり、どの様に丁寧なメンテンスがされている水槽であってもソイルの中などに大抵は潜んでいます。
もし、一度も見た事がないと思った人の場合は、水槽の底に敷いてあるソイルをゴソゴソすると、大抵はミズミミズが舞い上がってきますから、気になるようでしたら、水槽底のソイルをゴソゴソしてみると良いでしょう。
水槽底のソイルを水作のプロホースなどで搔きまわしたら、ゴミなどと一緒にミズミミズも大量に水中に舞い上がってきますから、それを見て現実を判断しても良いかもしれません。
ミズミミズは見た目が寄生虫に見えるので不快に感じる人が多い。
その名の通り、ミズミミズというのは水の中にいるミミズという意味でしょうし、見た目が糸の様に細くて白い色をしていて、ウネウネと水槽の中を泳いだり、水槽のガラス面を移動している事が多い為、見ているととにかく気持ちが良いものではありません。
誰が命名したのか知りませんが、ミズミミズという名称は大変わかりやすいのですが、実際にはミミズというよりも寄生虫の様にしか見えない為、もうちょっと認識しやすい名称のほうが良かったのかもしれませんね。
見るからに怪しいミズミミズは水槽の生き物にとっては無害です。
ただし、見た目は大変良くないミズミミズなのですが、寄生虫の類ではありませんから、水槽の中の魚やエビなどに危害を加える事はありませんし、逆に餌としてメダカなどは好んで食べる傾向にある為、基本的には無害かつ有益なのです。
しかし、初めてアクアリウムを始めた人にとって、飼育した記憶が全くない寄生虫の様なミズミミズが水槽の中に大量に発生しているのを見ると、皆さん驚いてしまって、変な病気にでもなっているのではないか?と心配してしまう訳ですね。
その場合は特に心配することなくて、アクアリウムにはつきもののミズミミズ発生したとしても、特に気にすることなく、普段通りの水槽管理をしておけば大丈夫です。
ミズミミズ発生するプロセスは謎?水があれば湧いてくる?
飼育した覚えもないし、他の変な環境の生き物を水槽に投入した訳でもないのに、どうやってミズミミズが水槽内に湧いてきているのかと言えば、正直言って100%正確なプロセスはよくわかりません。
ただ、ミジンコなどと同じく、水があり、その中で生き物を飼育していると、飼育者は何の身に覚えもないのに勝手に湧いてくる微生物などと同じ様なイメージではないかと思います。
生き物が全くいない水だけの環境の場合でしたら、ミズミミズも湧いてこないのでしょうし、カルキで殺菌されている水道水の中に変な生き物がいる訳もありませんから、やはり、水槽内の他の生き物がミズミミズの発生に関係している気はしています。
ミズミミズの生態やプロセスについて詳しく知りたい方は、専門機関などに相談しても良いかもしれませんし、それほど大掛かりな設備も必要ないので、ご自分で長期間に渡って研究されても良いかもしれません。
ただし、ミズミミズは商業的価値が全くありませんから、研究対象としてあまり適切ではないかもしれませんし、答えがわかったところでリターンはないでしょうから、スポンサーを得るのはほぼ不可能だと思われます。
確実に言えるのは餌のやり過ぎがミズミミズを大量発生させる。
ミズミミズを普段見たことがない人の水槽であっても、実際には水槽の底のソイルの隙間などにはミズミミズが少なからずいる訳ですが、あからさまにミズミミズが大量発生している人の水槽環境というのは、日常的にミズミミズがガラス面などをうろついています。
ミズミミズがガラス面に大量に張り付いている時点で、水槽の底のソイルの中にはそれは大量のミズミミズがいる訳ですし、その様な環境は異常な環境であり、早かれ遅かれそのままでは水槽崩壊してしまう恐れもありますから、注意が必要です。
では、ミズミミズが大量発生する原因が何かといえば、これははっきりとしていて、単純に餌のやり過ぎが原因であり、その餌がソイルなどの隙間にどんどん溜まっていく為、それを餌としているミズミミズが大量発生する訳です。
その為、水槽底の清掃というのは大変重要であり、それを容易にしているのが水作のプロホースですから、ミズミミズが大量発生して気持ちが悪いと感じている人はプロホースでソイルを定期的に清掃しつつ、餌を与える量を少なくしていけば、水槽の中のミズミミズは必ず少なくなっていきます。