水槽底面の汚れを出さずに水換えをする方法|60cm水槽なら3秒

室内に水槽を設置している場合、どの様な水槽であってもその後に100%の確率で定期的な水換えをしないといけなくなりますから、これについては垂れ流しの水槽でない限りは避けて通る事が出来ない管理上の重大な問題になります。

垂れ流しの水槽というのは、一般的には超大型の巨大魚用の水槽で採用される濾過方式の事であり、その名の通り常に新しい水を水槽に導入して、古い水を排出するような自然の川の様な水槽の事です。

この垂れ流しの濾過方式というのは、オーバーフロー水槽と合わせて使用すると殆ど完璧な濾過方法になるのですが、誰が感がてもわかる通り水槽の蛇口から浄水器をつけた状態で水槽に水を一定量入れ続けます。

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垂れ流しの濾過装置は効果は絶大でも全てのコストが半端でなく高額。

 

垂れ流し濾過装置の最大の特徴としては、常に新しい水を水槽に取り入れているという他では見られない方法で水槽の管理と運用を行います。

これは水道の蛇口が常に開いている状態であり、水道代が無料である様な場合を除き、それは巨大な水道代がコストとして上乗せされる事になります。

また、常に水が入ってくるのであれば、常に同じ量の水が外に出る訳ですから設備自体も水の排水までを含めた設置環境が必要になるため、普通のご家庭ではまず設置自体が無理な濾過方式になります。

メダカやミナミヌマエビの飼育をする場合は、垂れ流しの濾過方式自体があまりに過度な濾過方式ですしそもそも必要ありませんので、その様な濾過方式も世の中にはあり、実際に巨大魚用で採用している人も居るくらいに覚えておくだけで構いません。

一生のうちに、垂れ流しの濾過方式を採用した巨大な水槽器具を設置して、高額なアジアアロワナやプラチナアリゲーターをご自宅で飼育する人など、本当に数えるくらいしかいないのです。

 

 

普通の水槽環境であれば1週間に1回程度で水換え。

 

普通の人が水槽管理をする場合は、どの様な濾過フィルターであっても、定期的な水換えを必ずしないといけなくなりますので、例えば1週間に一回のペースで水換えをする場合は、毎週水槽の半分から3分の1位の水を交換する事になります。

別に水換えそのものは、60cm水槽の場合はバケツで3回程度ですからそれほど面倒ではないのですけど、実は水槽に新しい水を追加するのが面倒なケースが殆どであり、これまでにも色々な工夫がされてきています。

一体、新しい水を水槽に移す際の何が面倒なのかと言えば、新しい水を水槽内に一気に入れてしまうと、水底のソイルや大磯が舞い上がってしまい、水草のレイアウトは壊れるし水底の汚れは舞い上がるしで、水槽の中が台風の様な状態になってしまうのです。

水槽の底にあるソイルや大磯の中には、水作のプロホースで汚れを取ったとしても、まだまだ大量の細かい汚れが長い年月をかけて蓄積されている為、それらが一気に水槽内で舞い上がってしまうと見ているだけでもよくない事が分かります。

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発泡スチロールの板を水面に浮かべて水換えを推薦している人が多い。

 

これまでの改善方法としては、少しずつ水槽に新しい水を追加するとか、発泡スチロールの板を水面に浮かべて、その上にゆっくりと新しい水を追加するといった方法が推薦されてきたのですが、どちらの方法も面倒な事には変わりありません。

ただ、どちらの方法で行っても、水槽底面のソイルや大磯が舞い上がったりしませんから、ある程度時間をかけて行えば期待通りの結果を出すことは出来ます。

発泡スチロールを水面に浮かべた場合、ある程度以上の勢いで水を注いでしまうと普通に水が水槽の外に一気に飛び散りますから、バケツの中の新しい水を一気に水槽に注ぎ込むことが出来ません。

そこで、何か良い簡単に水を交換する方法がないかと考えてみたところ、一つだけ簡単に水換えをする方法があったのでそちらについてご紹介したいと思います。

 

 

エーハイムの外部式濾過フィルターを使っている場合のみ可能。

 

では、どの様にしたら簡単に水槽の中をかき混ぜずに水換えをする事が出来るのかと言えば、その方法は極めて簡単であり、エーハイム2213などの外部式濾過フィルターが設置されている水槽であるだけで構いません。

別にエーハイムの濾過フィルターの中に一気に新しい水をバケツで注ぎ込む訳ではありませんし、その様な方法をとることもできませんから、あくまでエーハイムの外部式濾過フィルターを利用してバケツで一気に新しい水を水槽に注ぎ込むのです。

その方法は、ナチュラルフローパイプというエーハイムの外部式濾過フィルターの水の勢いを緩やかにするオプションをエーハイム2213などの外部式濾過フィルターに取り付けますし、これがないと今回の方法は実現できません。

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60cm水槽なら3秒間で水換えが完了(用意している水の追加のみ)。

 

しっかりと取り付けた後は、そのナチュラルフローパイプの透明の水が出てくる部分に対して、思いっきりバケツの水を注ぎ込めば、水槽の外に水が飛び散ることもありませんし、水槽の底面のソイルや大磯が舞い上がったり、水草のレイアウトが崩れることもありません。

この方法で水換えを始めてから、10リットルの新しい水の追加が3秒間で行える様になりましたので、とてもスムーズに水換えはできるし、水槽内で汚れが舞い上がることもありませんから、特におすすできる方法です。

事前に交換用の水を用意していれば、3秒間であっという間に水の追加は可能になるのですが、古い水を除去する時間や新しい水をバケツに追加する時間は別カウントでお願いします・・・。

心配なのは、その様な強い勢いでナチュラルフローパイプに水を注いでいたら逆流したり破損したりするのではないか?といった心配なのですけど、その様な心配は無用です。

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