アクアリウムを始めてみたい初心者の人から、結構質問されることが多いのが、水槽崩壊ってどういう意味なの?、って素朴な疑問を質問されることがあります。アクアリウムをやっている人でしたら、水槽崩壊って言葉は当たり前ですが、一般は知りません。
水槽崩壊って言葉の意味については、水槽そのものが破損したり、ガラスが割れるなど使えなくなる事ではなく、水槽の中で飼育している魚やエビが全滅したり、水草が全て溶けたり枯れてしまうなど、水槽ではなく、水槽の中が全滅壊滅することをいいます。
当然、水槽が壊れてしまうという意味ではありませんのでご安心ください。知らない人からすれば、水槽崩壊って言われても意味が分かりませんからね。車のことを知らない人にミスファイアリングシステムとかフルコンって話しても意味不明なのと同じです。
初心者の疑問!水槽崩壊って一体どういう意味?
では、水槽崩壊が何故発生するのか?、ベテランが管理する水槽では水槽崩壊ってまず発生しませんが、初心者の管理する水槽では水槽崩壊が頻繁に発生して、それが嫌になってやめてしまう人もいるくらいですから、水槽崩壊が発生する仕組みを理解します。
その仕組は簡単で、室内に設置された水槽に取り付けている水を綺麗にするろ過フィルターが必ず取り付けられています。※一部の高額な垂流し方式の水槽の場合は例外でろ過フィルターがない場合もありますが、そんな水槽は初心者はまず持っていません。
そのろ過フィルターが水を綺麗にするよりも、魚や管理者が投入した餌が腐敗して、水が汚れてしまう速度の方が早く、結局、魚やエビが生存できない、風の谷のナウシカの腐海の様な状態になってしまい、気がついたら水槽内で全滅が発生している訳です。
水槽崩壊しないためにはどうすればいいの?
アクアリウムの初心者の人が水槽崩壊を防ぐ方法は実は難しくはありません。水槽を初めて立ち上げた際にはパイロットフィッシュと呼ばれているメダカやアカヒレを1ヶ月位の期間、長めに飼育してみて、それでバクテリアをろ材に定着させていきます。
パイロットフィッシュとして投入したメダカやアカヒレが1ヶ月立っても全滅していない場合、その時点で水槽のろ過フィルターの中のろ材には、バクテリアが定着を始めているので、この時点で少しずつ飼育したい魚やエビを投入して様子を見ていきます。
ここで、一番注意しないといけないのが、パイロットフィッシュが死ななかったと言って、大量の餌を毎日与えてしまうことです。初心者が最も水槽崩壊を起こしてしまう要因として、餌のやりすぎ問題が実は最も多いので、餌はかなり控えめにして与えます。
最初からパワフルなろ過フィルターを使うのがお勧め。
アクアリウム初心者の人の場合、ろ過フィルターと言っても、どれが良いのか分かりませんし、何が違うのかわからない人が圧倒的に多いです。初心者なので当たり前なんですが、アクアリウム用品って安いってイメージがあるので、高い器具は敬遠されます。
その中でも、エーハイムの2213等は現在は価格が1万円前後になっているので、初心者の人から見たら、なんでこんな高い飼育器具を購入しないといけないの?、何が違うの?ってなるのも当然なんですが、1万円前後であれば実は妥当な価格設定なのです。
アクアリウムは安いってイメージがあるので仕方ないかもしれませんが、ろ過フィルターってのは最も重要な飼育器具であり、最初にケチって外掛けフィルターで水槽を立ち上げて、その後に水槽崩壊してやめてしまうってのを避けるためにも最初が重要です。
最も日本に普及している60cm規格水槽以下のサイズの水槽であれば、エーハイムの2213が最適であり、プレコや金魚の場合は上部式ろ過フィルターでないと、メンテナンスが大変になってくるんですけど、それ以外なら、1台でいいので2213がお勧め。