荒木田土が腐ってドブに?ドジョウもタニシも全滅?

先日、明らかに様子がおかしくなっていた、屋外に設置している荒木田土の水槽のチェックを行ったんですが、水を抜いてる最中に悪臭が漂っていたので、もうこれは荒木田土が腐っている(正確にはドブ化)だろうと判断し、中身を全て取り出してみました。

その結果、ミナミヌマエビすら全滅していて、試しに入れた100匹前後のメダカの卵から稚魚は孵化していたんですが、それらも直ぐに死んでしまっている状態になっており、ドジョウやヒメタニシの姿も見えないので、もしかして腐海常態?と焦りました。

ドロドロにドブ化して真っ黒になって悪臭を放っている荒木田土の中に、砂利スコップを入れて、ドジョウやヒメタニシがいないか?と思ってみてみると、なんと、ドブ化した荒木田土の一番底の部分に潜って、冬眠している?というか、じっとしていました。

 

 

荒木田土が腐ってドブに?ドジョウもタニシも全滅?

 

荒木田土は半年から一年ほど経過すると、真っ黒になってドブ化していきますので、その際には全て交換をしないといけないんですが、今回は交換して3ヶ月程度しか経過していないので、まさか短期間でここまでのドブ化をしているとは思わず、焦りました。

ミナミヌマエビもドブ化した水槽でも何とか生きていけるんですが、それでも駄目なくらいの強烈な悪臭がしていて、結局全滅、メダカは孵化しても数時間で死亡するという、まさに死の水槽と化していた訳で、ホテイアオイが育たない理由も分かりますね。

ここで、ドジョウとヒメタニシだけは全滅を免れていて、その免れた方法というのが、凄いというか、良くこんな事考えるな?と感心させられたんですが、当然ですが、ドジョウとヒメタニシも全てが生き残っていた訳ではなく、死んでしまった個体もいます。

 

 

死の水槽でドジョウとタニシが生き延びた理由とは?

 

今回、ホテイアオイすら育たなくなっていた、この死の水槽で唯一、生き残ったドジョウ、ヒメタニシをみて驚いたのは、ドブ化した荒木田土でも底の方はかすかに茶色い本来の荒木田土の原型を保った状態で残っており、そこに潜って生き延びていました。

ドジョウは冬眠しているような状態で、水を抜いても全く反応が無いので、全滅をしていると思って砂利スコップをドブ化した荒木田土の中に突っ込んでみたら、ドジョウが反応をして驚いて動き出したので、まさかこんなスペースに潜っていたとは・・・・。

ヒメタニシも同様で、生き残った個体は茶色い荒木田土が残っている底に潜って、貝殻の蓋をピッタリと締めて、仮死状態?、冬眠状態?のようになって、全く動かず水槽の底の方でじっとして、多分、環境が良くなるのをじっと待って、生き延びていました。

 

 

水槽がおかしいと思ったらすぐに確認するべきですね。

 

今回、屋外に設置している荒木田土のガラス水槽を見て、ヒメタニシがいれば、ガラス面にコケや荒木田土の粉塵が付着することはないですし、サルビニア・ククラータやホテイアオイが全然育たないってこともないので、明らかに様子がおかしい事状態です。

ドジョウもグリーンウォーター化していて、目視できないとはいえ、水槽の底のガラス面あたりで、餌を待っていることが普通なのですが、そのドジョウの姿も見えないので、もしかしたら?と思って、水槽の中身を確認すると見事に死の水槽になってます。

生き残ったドジョウ、ヒメタニシについては、本当に本能で生き残るって行動を取り生き残っている訳で、他の魚や貝ではこのような行動を取ることは出来ず、生命力が強いってのがよく分かりましたが、全て管理者の責任なので、申し訳無いことしました。

この水槽は既に、ドブ化した荒木田土を全て取り出して、現在はベアタンクにしており、水槽の飼育水も少しずつ新しい水を入れ替えていますので、これから生き残ったドジョウやヒメタニシが回復してくれるとよいのですが、生き物の生きる力は凄いです。