日本の何処にでもいる代表的な生き物がミミズであり、ミミズは都心ではいないだろう?と思うかもしれませんが、土があればミミズは何処にでも大量にいますので、東京の公園などに行けばミミズが沢山地面から出てきているのを何処でも確認できます。
畑などが多い田舎とは違って都心部などではアスファルト舗装されている環境が殆どなので、地面の中のミミズが地上に出てくることが出来ないので分かりにくいんですけど、公園に行けばミミズは地中から沢山地上に出てきて動いているのが確認できます。
このミミズなんですけど、古来から魚の釣り餌として大変有名で、食いつきも良いことから人間に例えると魚から見るとミミズはステーキがその辺に浮かんでいるものですって例えもあるくらい、魚を釣るならミミズが有効で釣具屋に必ず売れれている餌です。
メダカはミミズを食べるの?|栄養豊富な餌を食べる魚。
それで、メダカはミミズを食べるんですか?との質問を頂いたいのですが、ミミズは正直言って人間の目に届く範囲に出てくる個体はどれも大きくて、メダカよりも数倍の体調がありますし、メダカの口に入るとは思えない大きさばかりのミミズが普通です。
稀に、小さなミミズを見つけることが出来ますが、そのような小さなミミズであればメダカの口に入るサイズの個体なら、餌としては最高の餌になり、栄養価も大変高いことから素晴らしいのですが、通常手間暇がかかる小さなミミズではなく赤虫ですね。
メダカ用の餌として売られている赤虫のことを、ミミズだと思っている人もいらっしゃるんですが、あれはミミズと似ている外見をしていますが、ミミズではなくて赤虫という蚊の幼虫になりますし、大きさがかなり小さいし色もミミズよりも赤色が強いです。
ミミズを餌として与える魚はメダカよりも大きな魚になります。
栄養価の高いミミズは、田舎であれば赤虫よりも簡単に捕まえることが出来、畑に草などを積み上げて腐葉土のような環境を作っていると大量発生しますから、田舎でアクアリウムを楽しんでいる人なら、毎日無料で大量の栄養価の高い餌の確保が可能です。
ただ、メダカの餌用の小さなミミズを大量に捕まえるのはこんなんですし、ミミズは成長速度が大変早くあっという間にドジョウ位の長さになり、大きいものでは20㎝クラスの大きさになりますので、畑で捕まえたミミズは大型の魚の餌として利用します。
アマゴやイワナ、ハヤやフナ等でしたら、ミミズを水槽に放り込んだらあっという間に食べてしまいますが、アユカケやカジカ、どんこのようなハゼの仲間の場合、自分よりも遥かに大きなミミズでもパクっと食いついて食べてくれますので最適な餌ですね。
ミミズを大量に確保できる環境ならハゼ系の日淡飼育がお勧めです。
ミミズは殆どの魚が好んで食べる最高の餌なので、釣り用として最高ですし、大きなミミズでもカットして使えば餌として利用できるのですが、流石にメダカ用の餌としてはカットしても適切にはなりませんので、ミミズが沢山確保出来るならハゼが良いです。
ハゼと言っても汽水域で釣れる天ぷらにしたら大変美味しいハゼの仲間ではなくて、どんことかカジカなどもハゼの仲間ですから、興味があればペットショップで見ていただいたいのですが、どれも頭と口が異常に大きく愛嬌があるのでとても可愛い魚です。
日淡でもアマゴとかイワナ等のミミズをバクバク食べる魚の飼育をお勧めしない理由は、飼育環境を用意するのが大変難しく、大型の水槽クーラーとか急流の再現が必要になりますので、高温に若干弱いけど飼育が優しいハゼの仲間の方が扱いやすいです。
間違えてヘラブナの飼育を始めると巨大になるので要注意。
フナに関してもミミズをバクバク食べてくれる魚で、こちらは水温や水質などはどうでもよくて、最強の飼育できる魚の代表格なのですが、フナの欠点は成長するとかなり大きくなることであり、間違えてヘラブナの飼育を始めると後で泣きそうになります。
ミミズが大量に確保できるのであれば、お勧めは飼育が容易などんこで、水槽クーラーが用意できるならカジカやアユカケ、将来の大型水槽が用意できて常温で飼育できる魚であれば、ウナギやフナ等はミミズを凄まじい勢いで食べていくのでそちらがお勧め。
個人的にはどんこが可愛くて小学生でも飼育可能ですが、共食いをする魚になりますので単独飼育が基本になりますし、ウナギも可愛いのですけど、ウナギの飼育に関しては水槽の脱走との戦いになりますから、ミミズを食べる魚は何かしら注意点があります。