ニホンヤモリが屋外の水槽の近くに出没|メダカは大丈夫なの?

庭に睡蓮鉢を設置して、屋外の環境でメダカの飼育をしている人からの相談なんですけど、何でも水槽付近でニホンヤモリが動き回っているのを見つけたらしくて、それでメダカが襲われてしまわないか?と言ったご相談を受けたのですが珍しい相談ですね。

ニホンヤモリと言うのは、都会で育った人なら見たことがない人も多くて、その存在を知らない人も多いのですが、田舎ではよく見かける白っぽい小さなトカゲのような生き物であり民家の壁やガラスなどに夜中に張り付いているので結構見かける生き物です。

結論から言えば、ニホンヤモリがビオトープで飼育しているメダカを襲って食べてしまうことはありませんので、絶対に100%ないとはいい切れませんが、通常はニホンヤモリは民家の周りに集まっている害虫を積極的に食べてくれる縁起が良い生き物です。

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ニホンヤモリがビオトープの付近にいた理由はたまたま?

 

ニホンヤモリは通常は水場には生息しておらず、民家の床下とか壁の隙間などにじっと潜んでいて、夜になると餌を探して民家のガラスや壁をスパイダーマンのようによじ登りながら、クモやムカデのような昆虫を餌として捕獲して食べている生き物です。

その為、ビオトープの中の水中で泳いでいるメダカを狙ってビオトープ付近をうろついているわけではなくて、たまたまビオトープ付近をうろついている現場を目撃されたか、餌を狙って待ち伏せしているなど、メダカが襲われるなどではないのでご安心を。

案外知らない人も多いのですが、ある程度の本格的なビオトープになると、夜になれば昆虫の憩いの場のような場所になることも多くて、それで集まってくる大きめの昆虫を狙ってニホンヤモリがビオトープ付近に現れた可能性がない訳ではありません。

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ニホンヤモリは有益な生き物なので出来れば駆除はしない方が・・・。

 

ニホンヤモリは見た目も爬虫類系のトカゲですから、夜中に突然ニホンヤモリがガラスに張り付いているのを見れば、びっくりして大声を上げてしまう人もいらっしゃるのですが、ニホンヤモリいるということはその付近に餌となる害虫がいることになります。

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また、コモドドラゴンのように猛毒を持っていて、噛まれたら毒が回って死んでしまう様な大型のトカゲではなくて、10㎝程度の小さな人間を攻撃することなど殆ど無い臆病な生き物ですから、ビオトープの付近で見つけても駆除はしないほうが良いですね。

知らない人が聞けば信じられないかもしれませんが、大型のトカゲであるコモドドラゴンは水牛や鹿を襲って食べてしまうトカゲであり、一箇所でも噛まれてしまうと毒が回ってその後に倒れる異なり、血の匂いを追って何キロでも追跡してくるトカゲです。

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メダカとニホンヤモリは住んでいる世界が全く違うので大丈夫。

 

メダカにとってもニホンヤモリがいてくれたほうが、滅多にやってこないのでしょうけど、メダカを襲うタイコウチなどの昆虫が飛んで来ることがなくなるかもしれませんし、通常であればメダカとは住んでいる世界が異なる生き物なので無問題です。

メダカは大型のサギやカラスなどの鳥に襲われることもありませんし、イタチやネコなどに襲われることもなく、その体の小ささから、案外自宅の庭で飼育をする際には強い魚になるのですが、タイコウチやヤゴなどの昆虫には積極的に襲われてしまいます。

ニホンヤモリがヤゴを襲って食べるなどは聞いたことがなくて、ヤゴは水槽の中では擬態化して大変見つかりにくくしてメダカを襲っているので、ニホンヤモリがヤゴを襲うこともないのでしょうけど、水槽付近に集まるクモやムカデなどは餌として食べます。

ですから、日本ではありえないでしょうけど、万が一コモドドラゴンでもその辺でうろついていたら、ビオトープを破壊する可能性があるので、至急で対策をする必要がありますが、ニホンヤモリ場合は特に気にすることなくそのまま見守ってあげてください。



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