カブトエビとメダカを田んぼで捕まえて飼育してみよう

ミナミヌマエビとメダカは自然界の生息域が大変良く似ているので、水槽で飼育する際でも両者は大変相性が良くて、水質や水温、環境なども全て共通して飼育することが出来ますので、結構多くの人が同じ水槽でこの両者を飼育しています。

似たような環境で生息しているメダカとミナミヌマエビであっても、メダカに向いている環境ではメダカしかいない状態や、ミナミヌマエビに向いている環境ではミナミヌマエビしかいない状態もありますので、その際には他の生き物がそこに見られます。

メダカの場合、古くから田んぼでも見られることが多くて、群れを作って田んぼの中を泳いでいる事が多いのですが、ミナミヌマエビの場合は田んぼにいない訳では無いんですけど、メダカほど勢力を伸ばすこと無く、それ程田んぼでは見かけられません。

※田んぼの生き物は環境によって異なりますが、私の地元の田んぼではミナミヌマエビは見られませんでしたが、代わりに他のエビと呼ばれている生き物が沢山いました。

 

 

田んぼでメダカをカブトエビを捕まえてみましょう。

 

私の地元の田んぼでは、ミナミヌマエビの姿は全く見ることが出来ずに、代わりにちょっと変わった生き物が沢山いまして、子供の頃にはそのちょっと変わった生き物を捕まえて遊んでいたものですが、その生き物名前は「カブトエビ」と言います。

田んぼに行くと、黒メダカの群れが沢山泳いでいて、アメンボとかも水の上を飛び跳ねていて田舎でよく見られる懐かしい光景が広がっていたんですが、そこで偶然見つけたのがちょっと変わったカブトエビであり、生きた化石と呼ばれている生き物です。

カブトエビの捕獲は大変簡単であり、動きが遅いので100円位で売られているネット(網)があれば小さなお子さんでもかんたんに捕まえることが出来ますし、慣れてくるとプラケースや手で捕まえることも出来ますので、メダカよりも容易に捕獲出来ます。

特に小さなお子さんの場合、この大変変わった生き物を見ると大いに喜びますし、川とは違って田んぼは保護者がいれば、かなり安全性が確保されている場所ですから、万が一の事故の際にでも大事にならないので、自然と触れ合う場所としては大変便利です。

メダカやミナミヌマエビの捕獲をする際には、小さなお子さんだけでは危険な場所だって普通にありますので、田んぼの中で簡単に捕獲できるカブトエビはその点ではメリットがありますし、捕獲も容易ですし、飼育をするにも殆どお金もかかりません。

 

 

カブトエビなら教材として卵と孵化セットも売られています。

 

近くに田んぼがない人だって、都会の人にはいらっしゃいますし、他人の管理している田んぼで採集をすることは出来ませんので、自由に立ち入れる田んぼがない場合でも管理しているの場合は、メダカやミナミヌマエビよりも容易に入手が可能です。

その理由としては、長期間常温で保管できる卵の状態で教材としてカブトエビの飼育セットが何処でも売られているからであり、ブラインシュリンプのように飼育環境さえ用意すれば、誰でも簡単にカブトエビを孵化させることが出来るからです。

これは生きた化石と呼ばれているカブトエビ最大の特徴であり、卵を体から落としてたら卵が死んでしまうミナミヌマエビや、乾燥したら卵が死んでしまうメダカとは異なり、乾燥した状態でも長期間卵が生きていける驚異的な能力があるからです。

カブトエビを捕獲した後は、田んぼの土を若干拝借しておくか、荒木田土を購入してから、田んぼと似たような環境を作り、その中で飼育すれば勝手に成長をしていきますし、飼育方法も容易なので、結構レアな生き物の飼育を格安で体験できます。

ある程度成長しているカブトエビでしたら、メダカに襲われて食べられてしまうこともありませんので、田んぼで黒メダカを捕獲しているのであれば、同じ環境で飼育していれば、田んぼが自宅のベランダなどに再現できている環境も用意に作れます。

カブトエビの飼育に興味を持ったら、捕獲をするか教材を購入してから、是非、お子さんとチャレンジしていただきたい、ミナミヌマエビとはまた異なる面白さがあります。

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