ミナミヌマエビの飼育をしている人であれば、普通に屋外の水槽や睡蓮鉢で飼育している人も少なくなくて、このような飼育ができるのは数あるエビの中でもミナミヌマエビ位であり、温和でゾエア幼生タイプのエビではないからできる選択肢です。
ヤマトヌマエビの場合は、確かに屋外飼育もできるんですけど、攻撃的でありメダカやミナミヌマエビを襲うこともありますし、何よりゾエア幼生タイプで汽水域で繁殖するエビなので、いつの間にか子孫を残せずに水槽からいなくなってしまいます。
その点、ミナミヌマエビの場合は、半永久的にその場所で繁殖をしていきますから、個体は世代を超えて入れ替わっていても、見ている人からすればどれも同じ個体に見えるため、メダカと同じく長期間においてその場所で放置飼育が可能になるのです。
ミナミヌマエビの屋外飼育にはエアレーションが必要なの?
元々が日本原産のエビのため、夏でも冬でも屋外飼育が可能なミナミヌマエビなんですけど、その際に屋外で飼育しているミナミヌマエビの水槽でエアレーションが必要なのですか?、とのご質問をいただきましたので、そちらについてご説明をいたします。
結論から言えば、ミナミヌマエビ場合はいかなる状況でも水作の水心などのエアーポンプを使ったエアレーションは不要であり、普通に発泡スチロールなどに水を入れてある程度太陽の光が当たる場所に水槽をおいているだけで、飼育繁殖が可能です。
基本的に、屋外の水槽というのは太陽の強烈な光により、自然な濾過環境やプランクトンが適度に発生するなどをして、何もしなくてもメダカやミナミヌマエビであれば、その環境での限界個体数までは自然に増えていきますのでなんら問題はありません。
なぜエアレーションがなくてもミナミヌマエビは問題ないのか?
エアレーション自体が夏場の酸欠になるような環境で絶えず空気を発生させるとか、投げ込み式の水作エイトのような濾過フィルターを稼働させるとかの目的のために稼働させるものであり、そのどちらもミナミヌマエビには必要がないのです。
別にエアレーションをしたら悪いわけではありませんので、私の環境でも屋外の水槽にてエアレーションをしている環境もあるんですけど、別にしなくてもなんらもんだいはありませんし、やっても大して意味はないのがミナミヌマエビの強さなのです。
これはメダカであっても同様であり、確かに水作エイトを屋外の水槽に入れておけば、濾過機能が働きますから、ないよりはあったほうが良いに決まっているんですけど、だからと言って、それが必要かといえば、なくても全く問題ありません。
水流が発生すればメダカがそれに合わせて気持ちよく泳いでくれるのを見たい人や、冬場に水槽が凍結しないようにエアレーションを絶えず発生させたい人などの場合は別でしょうけど、単に普通に飼育をする場合はエアレーションは不要です。
金魚などの大型の魚はエアレーションがあったほうが良いです。
メダカやミナミヌマエビの場合は、エアレーションが必要になることはありませんけど、大きな金魚などの水を汚す魚を飼育する場合は、水作エイトなどでエアレーションをしておいたほうがかなり安定するので、成長した金魚の場合は事情が異なります。
当然、金魚よりも大きな鯉の飼育をする場合はエアレーションと強力な濾過フィルターがあったほうが良いので、大きな池などでは必ず水を巡回させている屋外型の巨大な濾過フィルターが設置されていますので、興味があれば見てみてください。
ただ、屋外での濾過昨日を最大限に優先したい場合は、大抵は水作ジャンボを使っている人が結構多くて、その濾過機能も強力でシンプルでエアレーションだけで電気もなくどこでも使える投げ込み式濾過フィルターとして最強の地位を誇っています。