今から5年前に購入して開封した状態で長期保存していたブラインシュリンプの卵になるのですけど、最近、オトシンネグロが産卵をして稚魚が生まれてきているので、久々にブラインシュリンプを孵化させています。
ブラインシュリンプといえば、賞味期限(消費期限?)が設定されていて丁度5年くらいである事が多いのですが、それは未開封の状態ですから、一度開封してその後に冷蔵庫にしまっていた卵がどうなるのか?を試してみる事にしました。
以前、テトラのブラインシュリンプの卵をまとめ買いしていたので、それが開封済み、未開封のものも含めて沢山余っているため、今後は段階的に使っていかないといけませんから、孵化しなかったら困るわけですね。
5年前に開封したブラインシュリンプでも問題ありません。
今回、消費期限が迫っている開封済みのブラインシュリンプの卵をいつものペットボトルを改造した孵化水槽を使って、孵化させているのですけど、水温が23度低い為、正直5年前の開封済み卵が無事に孵化するのか心配だったのですが・・・。
結論から言えば、ブラインシュリンプの卵は24時間後には殆ど孵化していなくて、少ない個体数のブラインシュリンプしか泳いでいなかった為、卵はもう使えないのかな?と思ってがっくり状態でした。
そのまま他のプラケースに移して放置していたところ、48時間後、72時間後、96時間後、といった感じで、時間が経過するほどブラインシュリンプが孵化をしてきて、結果的には殆どの卵からブラインシュリンプが孵化した感じです。
ブラインシュリンプの卵は開封後に時間が経つほど使えなくなる?
よく言われるのが、ブラインシュリンプの卵というのは確かに耐久性が高いので、数年間にわたって保管が可能であるけれども、時間が経過するにつれてその孵化率が低くなる為、使えない卵が増えてくるといった話です。
しかし、確かに卵は孵化しにくい状態になっている様に見受けられるのですけど、実際には時間をかけてそのまま放置しておけば、未開封で消費期限が有り余っているブラインシュリンプの卵と同じくらいの確率で孵化する事が確認できました。
ですから、一般的にブラインシュリンプの卵は24時間で孵化すると言われている為、24時間後に確認して殆どブラインシュリンプが泳いでいない状態であるなら、卵が古くなって使えなくなっていると認識して捨ててしまう人もいるかもしれません。
使えるものを捨てるのはもったい無いですから、開封した古いブラインシュリンプの卵であっても、冷蔵庫で保管していたのであれば、消費期限が切れていても時間をかけて孵化をさせれば問題なく使えるといった話になります。
時間差で誕生するブラインシュリンプは結構便利かもしれない。
5年前に開封して保管しておいたブラインシュリンプの卵というのは、水温が低いのも要因になっているのかもしれませんが、24時間後には殆ど孵化しておらず、パッと見た目でもう使えないのか?と思ってしまいます。
その後に時間をかけて放置しておくと、どんどんブラインシュリンプが孵化してくる為、時間差が発生している状態になるのですが、大量のブラインシュリンプが必要で無いのであれば、これが結構便利に使えます。
ブラインシュリンプというのは保管ができない生き餌になりますから、孵化してからなるべく早めに使わないと、ヨーサックを自分の成長の為に使い、魚の稚魚が食べた際に栄養が殆ど無い状態になってしまいます。
その為、毎日の様にブラインシュリンプをセットして孵化させて生餌として使う事になるのですけど、これが時間差で孵化してくれるのであれば、まとめて一度に沸かしたブラインシュリンプを使う分だけ3日度利用できる事になります。
やってみると便利なのですけど、ブラインシュリンプが孵化するタイミングは管理できない為、卵の個体によってはすぐに孵化するものやなかなか孵化しないものもある様ですから、その点を注意しておけば、魚の稚魚の餌として3日に1回程度ブラインシュリンプを孵化させれば良いので、手間暇はかなりなくなるのが結構便利です。