隔離された屋外水槽にスネールが大量侵入してくる方法

屋外に水槽を設置してメダカやミナミヌマエビの飼育をしていると、水槽に投入した憶えがない生き物が勝手に発生することがあり、いつの間にやら水槽の中に大量に発生してしまっていて気がついたら手がつけられないほどに大量繁殖している事が多いです。

勝手に水槽の中に発生して爆発的に発生する生き物の正体は、スネールと呼ばれている黒い貝であり、水槽の中に水草などに卵が付着してきて、いつの間にやら水草水槽の中で大発生することがあり、これが原因で水槽をリセットしないといけなくなります。

スネールは一般的にはサカマキガイと呼ばれている本当に小さな貝なのですが、これが勝手に水槽の中で発送した場合、本当に駆除をするのが大変であり、スネールホイホイの名称で専用の苦情をするための飼育器具が売られているくらいな厄介な相手です。

室内水槽などで水草を新しく購入した場合、その水草にスネールの卵が付着していて、一ヶ月後には水槽の中で爆発的に繁殖をしてしまっている事があり、これで悩まされている人は相当多いらしく、結構対策についてのご質問が来ることが多いのです。

 

 

隔離された屋外水槽にスネールはどうやって侵入してくるのか?

 

室内水槽なので水草を追加した際にスネールが付着して侵入してくるのでしたら、侵入方法やその原因が分かりますので対策が出来るのですが、屋外に設置した水槽で全く水草などを追加していないのに勝手にスネールが発生している理由には謎が多いのです。

実際に屋外に発泡スチロール水槽を用意して、ベアタンクの状態で水道水のみを入れておき、ミナミヌマエビを50匹ほど飼育していみることにしたのですが、マンションのベランダの飼育なのでカエルやタイコウチなどがやってくることはありません。

当然、ミナミヌマエビの単独飼育ですし、ベアタンクで何も水槽の中に敷いていませんので、完全にミナミヌマエビの単独飼育の環境だったので安心をしていたのですが、数ヶ月後になると、水槽の中に大量のスネールが発生しているのが確認できました。

これにはたいへん驚いたのですけど、完全に隔離していてソイルも一切敷かずにミナミヌマエビを単独飼育している水槽ですから、スネールが水槽の中に侵入する方法がありませんので、なぜ、数ヶ月後に大量のスネールが水槽の中に侵入できたのか?

 

 

隔離された屋外水槽にスネールが大量侵入してくる方法

 

屋外に設置している水槽の中にスネールが侵入してくる方法は、ボウフラのように蚊が運んでくるのは不可能ですし、トンボや蝶なども不可能ですから、そのような外部からある程度の大きさのスネールを持ち込める生き物と言えば正直言って鳥しかいません。

意外に知らない人も多いんですけど、天敵が来ることがない場所に設置している水槽というのは人の気配がない際には鳥の水場になっていることが多くて、一度でも鳥が水場として認識をすると、その後に大量に仲間を連れて水場にやってくることになります。

それを何度も飼育者が知らない間に鳥が繰り返す事により、自然とスネールの卵が水槽に持ち込まれることになり、数カ月後には大量のスネールが水槽の中に発生しているのが、この不思議なスネールが勝手に発生する仕組みであり、鳥とスネールの関係です。

鳥は色々な植物や他の生き物、寄生虫やバイ菌などを広い範囲に媒介させることが出来る大型の生き物であり、全く心あたりがないのに水槽の水草に大量のアブラムシが発生しているスネールが発生している状態になれば、鳥の水場になっている事が多いです。