メダカが体を流木や水草に擦りつけているのは何故?

メダカを飼育しているとメダカが水槽の中の流木や水草に体を擦り付けている現場を見ることがありますので、それを始めてみた人は何が起こっているのかと驚いてみることになるのですが、このメダカが体を擦りつけている理由は大きく分けて2つあります。

その中の一つは全く問題がない状態なんですけど、もう一つのパターンの場合、大いなる問題がメダカに発生している状態ですから、急いで水槽の環境を見直さないといけなくなりますのでメダカが体を擦り始めているのを見つけたら判断することになります。

全く問題がないパターンは、単純にメダカが産卵をしている場合であり、水草や流木に体を擦り付けながらせっせと卵を産み付けていますので、この場合はメダカのお腹をみれば沢山の卵をぶら下げていますから、一目で産卵をしていることが分かります。

問題はもう一つのパターンであり、卵をぶら下げていないメダカが、頻繁に体を水草や流木などに何度も擦りつけている状態であり、状況によりソイルや大磯などの砂利にまで体をこすり始めますので、普通ではない事が見ているだけで分かると思います。

 

 

メダカが体を流木や水草に擦りつけている理由は病気の前兆です。

 

通常、メダカが体を流木や水草に擦りつけているはメスが産卵をしている場合であり、それ以外で頻繁に体を擦り付けているのであれば、間違いなくメダカが病気にかかっていて、それでメダカがなんとかしようとして頻繁に体をこすり始めているのです。

人間でも体が痒いとか痛い場合、違和感がある場所を擦ったり触ったりすると思いますけど、それと同じことをメダカがやっている状態であり、頻繁に体を擦り始めているメダカが出てくると、そのままではその水槽のメダカは壊滅してしまう恐れがあります。

まだメダカの代表的な病気的な症状である、白点病や尾ぐされ病、ポップアイなどの症状にはなっておらず、何かしらの病気の症状が出る前の状態でメダカが体に異常を感じて嫌がっているわけですし、複数のメダカにその症状が出るのは時間の問題です。

その為、メダカが体をこすり始めた場合は、水槽の中に異常が発生している状態であり、その殆どが濾過フィルターが上手く機能していないか、濾過フィルターの容量を超えたメダカやミナミヌマエビを飼育しているかのどちらかなので対策を行います。

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メダカが体を水草や流木などに擦り始めた場合の対策方法。

 

産卵以外でメダカが体を水草や流木などに擦り始めた場合、急いでその水槽の水換えを行い、なるべく多めに三分の一から半分くらいの水を交換しつつ、濾過フィルターの容量が足りていないのか、濾過フィルターが機能していないのかの確認を行います。

大抵は、メダカが体をこすり始めた場合は、パイロットフィッシュとして水槽の立ち上げをしている段階が多いですから、濾過フィルターが機能していない状態であることが多く、そうであれば、別に水換えだけをし対策を行って問題はありません。

しかし、1ヶ月以上稼働させている水槽でメダカが体をこすり始めた場合は、濾過フィルターの容量が足りていない場合が殆どなので、追加で濾過フィルターを追加するか、濾過フィルターを交換して、水槽の環境に見合った濾過フィルターを用意します。

そのまま放置していると、メダカは全滅してしまいますし、濾過フィルターの容量が足りていない水槽環境では何を飼育しても上手く生きませんので、60㎝以下の水槽でしたらエーハイムの2213を追加しておけば、殆どの場合で問題は解決します。

既に体をこすり始めていたメダカは、何をやっても助からない状況になっていることが多いのですが、偶然助かる場合もありますので、濾過フィルターを追加して水換えを行った状態で、暫く様子を見ながらメダカが体を擦りつけないようにしていきます。

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