水槽クーラーの温度は28度に設定するのがお勧めな理由

そろそろ、暖かくなってきていますので、水槽クーラーが市場で売れ始める時期になってきていますが、水槽クーラーが一般的に広まり始めたのは最近のことであり、かつてはかなり価格の高いマニア向けの飼育器具でしたので、時代も変わったものですね。

元々、水槽クーラーが必要な生体というのは、アジメドジョウとかイワナとか、ニホンザリガニような清流で生息している魚や甲殻類であり、熱帯魚やメダカ、ミナミヌマエビなどは水槽クーラーは特に不要なのでエアレーションだけで何とかなります。

水槽クーラーが必要とされ始めたのは、インペリアルゼブラプレコやレッドビーシュリンプ等の水温が28度を超えるとちょっと危険な状態になりそうな希少価値のある魚やエビが市場に出始めた頃だと記憶しているのですが、間違っていたらすいません。

水槽クーラーも市場が広がってくると、それに合わせて価格もこなれてきますし、数が売れるほど価格が下がるという全ての商品の市場原理が働いてきますから、もっと多くの人が水槽クーラーを購入するようになると、もう少し価格が下がるかもしれません。

 

 

水槽クーラーを稼働させるにはエーハイム2213も必要です。

 

ゼンスイのZC-100のようなメジャーな水槽クーラーを購入すると、初期の設定温度は25度に設定されていることが多くて、設置をして電源を入れると勝手に25度の温度に水温を設置してくれますので、それでいいなら何も設定変更しなくて構いません。

水槽クーラーを稼働させる場合は、それだけでは駄目で合わせてエーハイム2213のような外部式ろ過フィルターも必要になりますので、案外知らない人が多いんですが、水槽クーラーを購入する場合の予算はその分上乗せして考えておく必要があります。

そして、水槽クーラーを設置してから稼働させると最初の設定では水温が25℃になりますので、暑い夏場などは水槽クーラーがフル稼働を行い、どんどん水温を下げてくれますので、暑さに弱いエビなどは水槽クーラーがないと全滅してしまう事もあります。

これまで何年間も水槽クーラーを稼働させてきていますが、最初は25度で運用していたんですけど、色々と試してみて実際には28度の方が使い勝手が良いことがわかりますので、その後は水槽クーラーの水温は28度に設定をするようになりました。

 

 

水槽クーラーの設定温度は28度にするのが結構お勧めな理由。

 

水槽クーラーの水温を28度で稼働させるのがおすすめな理由については、25度とは3度しか変わりませんが、この3度の違いが結構重要であり、一番のメリットは結露が発生しにくいことであり、25度の水温だと結露が発生しまくって結構困る事になります。

結露というのは、夏場に冷たいコーラー等をコップに注いで氷を入れると、コップから水滴が沢山出てくる現象のことで、あれが水槽でも頻繁に発生するようになると、水槽台に水滴が落ちまくることもあり、色々とメンテナンスが面倒になります。

水温を25度でZC100を稼働させていた水槽は結露が夏場に頻繁に発生していて困っていたところ、水温を28度に設定したら、その後は結露が発生しなくなりましたので、水槽台のメンテナンスの心配もなくなり、更には水槽クーラーの稼働時間も減りました。

水槽クーラーの稼働時間が減るということは、電気代も安くなるということなので、それで水槽内のレッドビーシュリンプが全く問題ないのであれば、そちらの方が良い訳ですし、レッドビーシュリンプも元気に過ごしていたので28度で良いとの判断です。

水温が28度を超えるとかなり危険な状態になるレッドビーシュリンプであっても、28度以下の水温であれば、別に致命的なダメージを受けること無く夏場でも繁殖をしていましたので、水槽クーラーの設定温度が気になるなら調整してみて下さい。

※水温を28度に設定するのは飼育者の自己判断になりますので、環境や水槽内の生体によってはそれでは温度が高すぎることもあるかもしれませんから、その際には25度以下の温度設定で生体や環境に合わせて水槽クーラーを稼働させて運用して下さい。

Updated: 2017年5月12日 — 11:30 AM