稚魚の飼育にサテライトが2個必要な理由|生存率大幅UP

魚の稚魚の飼育をする際には、アロワナとかシクリッドなどのように親個体が卵を守ったり稚魚を守って子育てをする魚以外は、例外なく親個体と卵や稚魚を他の水槽に隔離しないといけません。

その理由は単純に親個体が卵や稚魚を襲って食べてしまうからであり、自然の河川や湖でしたら全く問題がない場合であっても、それらと比較すると、とても小さな閉鎖空間である水槽の場合は卵や稚魚が身を守る術はないのです。

その為、水槽内で飼育している魚が産卵活動を始めた場合は、速やかに卵や稚魚を他の水槽に移す必要があるのですけど、殆どの人は稚魚や卵ように別な水槽を用意できる訳ではないので、サテライトを使って卵や稚魚を隔離することになります。

魚は子育てなんかしないと思われるかもしれませんが、きちんと卵や子供を守って育てている魚もいますし、アロワナなどは口の中に卵や稚魚を隠しつつ安全に育てているくらいしっかりした魚なのです。

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スドーのサテライトは必ず買うしかない水槽器具の一つ。

 

稚魚の飼育をする際にはスドーのサテライトがあれば大変便利ですし、新規導入時の水合わせに関してもサテライトを使えば誰でも簡単に行うことができますから、是非とも購入される事をお勧めいたします。

水合わせというのは、慣れていない初心者の方の場合は結構難易度が高くて、それが失敗するとせっかく新規で購入した魚が全て死んでしまうくらいの出来事になる訳なので、楽をして確実に成功させるにはサテライトが一番なのです。

私はスドーの関係者ではありませんが、こちらのサテライトがあると無いでは全然利便性が異なりますから、実際に使っていいものをいいと説明しているだけです。

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稚魚の生存率を高める為にサテライトが2個必要な理由について。

 

最も売れている規格サイズである60cm水槽を利用している場合、サテライトは2個程水槽に引っ掛けれるのですが、この環境の場合はサテライトLとサテライトSの2個を1セットとして利用するのが最も簡単に稚魚の生存率を高める選択肢になります。

サテライトLであれば敷居(透明のセパレーター)が標準で2個ついていますから、それをセットすれば3個分の水槽スペースが確保できるので複数のサテライトは必要無いのでは?と思うかもしれませんが、稚魚の場合はそれではダメなのです。

なぜなら、生まれたばかりの稚魚というのは例外なく体のサイズが小さい為、サテライトLの敷居をセットしても隙間をすり抜けてしまって別のスペースに出入りしてしまいますので、その隙間を抜けれなくなるまで育った個体でなければ全く意味がありません。

敷居であるセパレーターが全く意味をなさない障害物になっている時点で、物理的にサテライトを分ける必要が出てくるという訳ですね。

また、同じ時期に孵化した稚魚であっても成長速度に大きな差が出てくる場合がありますので、大きな個体と小さな個体を分ける必要が出てくることになる場合にはサテライトLの敷居を使って2個分、1個分のスペースを用意する場合もあります。

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卵や生まれたての稚魚はサテライトSでその他はサテライトLを利用。

 

魚というのは卵の時はまだ結構頑丈な甲殻のようなもので守られているのですが、孵化する寸前になるとそれも柔らかくなり大変危険な状態になります。

また、目玉が卵の中で動いているときは天敵にも見つけられやすくなっていますから、自然界では孵化する寸前が最も危険な状態である事が多いのです。

生まれたての稚魚というのは、体が小さく泳ぐのが下手くそな個体が殆どですし、すでにある程度成長している先輩個体と同じ空間で飼育していると体当たりなどをされてしまってあっさりと死んでしまうくらい弱いのです。

その為、生まれたての個体とある程度育っている個体は同じ稚魚であっても隔離するべきであり、その為にサテライトSとサテライトLの二つの隔離水槽が必要になってくる訳ですが、この組み合わせが非常に便利である事は実際に使ってみるとよく分かります。

この組み合わせにするだけで稚魚の生存率が大幅にUPします。

サテライトLであっても60cm水槽であればちょうど2個設置できるのですけど、サテライトLとサテライトSの組み合わせの方が稚魚の飼育には適切ですから、あえて片方は小さなSにしている訳なんですね。

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その理由については次回に続きます。