これから初めてメダカとエビの飼育をしたいと思った場合、最も適切なメダカとエビの種類が何かと言えば、それはペットショップで最も安い値段で売られている種類を買うと、とても安定します。
逆に、価格が高いメダカやエビをついつい買ってしまった場合は、初心者の場合は、かなりの確率で購入からすぐに全滅状態になってしまうでしょうから、ある程度飼育に慣れるまでは手を出すべきではありません。
高価なメダカやエビであるほど、飼育するのは難しいと思っておけば分かりやすいのですが、価格が安いメダカやエビというのはなかなか目立たない状態で売られていることが多いんですね。
一般的に価格が安いメダカやエビは安っぽく展示されています。
ペットショップやホームセンターに行き価格が安い魚やエビなどを見ると、他の華やかな水槽とは異なり日陰部署のごとく安っぽく目立たない展示されていることが多い為、売り物の生体ではなく、これって生き餌として確保されているのでは?と思えてしまうこともあります。
実際に生き餌として水槽にメダカやエビが展示されているわけではなくて、あくまで売り物として店舗に設置されている水槽で飼育されている訳ですけど、その価格がやすいくて大量に売られていることから、どうしても目立たない場所に展示される事が多い訳です。
そして、お客さんからオーダーが入ると、店員さんがしゃがんで水槽の中を覗き込み、ネットでプラケースにメダカやエビを掬いながら必死で数を数えつつ、お客さんにそのメダカやエビを販売するような流れになります。
ペットショップやホームセンターでメダカやエビを買う人は少ないのです。
メダカやエビというのは、どこのペットショップでも必ず扱われている生き物ですから、より多くの人が購入しているかと思うかもしれませんが、そんなに多くの人が頻繁に購入しているのでしたら、もっと分りやすい場所に水槽を設置しているはずです。
また、扱っている生き物の中で最も価格が安い事情もありますから、メダカやエビを主力商品にして店舗で販売を始めてしまうと、そのペットショップは遅かれ早かれ閉店してしまうのではないでしょうか?
※まれに見かける特殊な個体として流通しているメダカやエビは除きます。
お店に来店したお客さんの中でメダカやエビを購入する人がいれば、その都度、店員さんが、水槽の前でかがみながらネットでそれらを掬いつつお客さんに販売をしていくことになります。
あまり需要がなくて、単価も安いメダカやエビについて、それを主力商品で扱うと赤字になるくらいの低価格ですし、あまり頻繁にそれらを購入する人もいない訳なのですが、なぜかこれらは結構大きな水槽に大量に展示されているのが目に付きます。
超過密状態で販売されているメダカやエビの疑問。
一度、現地で見れば分かりますけど、ペットショップやホームセンターのメダカやエビが売られている水槽の中には超過密?と言えるくらいの密度で大量に個体が展示されていますので、こんなに大量に展示してどうするの?と言った感じになることもあります。
殆ど購入者がいない上に、大変分かりにくい場所に水槽を設置していることもありますし、他の水槽と比較してもその中にいる個体の数は半端ではないので、明らかに不自然な状態で売られているメダカやエビたちなのですが、ここである疑問が出てきます。
価格が安いことから主力で販売しても赤字になるくらいのメダカやエビたちなのですが、大変分かりにくい場所に過剰なくらいの過密水槽で展示販売をしていたら、殆ど誰も購入せずに、ストレスなどで死んでしまうのではないか?といった疑問です。
また、いくらペットショップがアクアリウムのプロショップであり、どれほど安定した水や濾過フィルターを用意しようと、超過密による長期間の飼育ストレスだけはどうにもなりません。
そのような超過密環境であまり購入者がいないメダカやエビを展示販売しているのは、いくらペッショショップだからといっても不自然なのでは?といった話ですが、実はこれには簡単なトリックがあります。
その謎については次回に続きます。