日本の夏の期間は全国的にお祭り状態になりますので、日本のお祭りの風物詩といえば金魚掬いなんですが、最近では一回の料金が500円位に値上がりしているため、普通の小学生が気軽に利用できる様な状態ではなくなってきているのが大変つらい所です。
金魚掬いの小赤自体は大変原価が安い魚ですから、金魚掬いの出店を出しているテキ屋のおっちゃんがぼったくっているのかもしれませんが、金魚掬いは相手に合わせて破れやすい網と破れにくい網を使い分けてきた業界なので、まあ、致し方ないでしょう。
小赤が欲しければホームセンターに行けば1匹50円位で売られていますので、最近の金魚掬いの代金分の500円があれば、余裕で10匹位は購入できるのですが、お祭りの独自の雰囲気の中で金魚を掬いながら喜んでいる子供を見ると500円でもやるわけです。
ちなみに、金魚掬いで必ず見かける金魚である小赤は、100匹で1500円位で購入できますので、金魚掬いは親しいご友人たちと独自で企画して、無料で沢山の子どもたちを集めて開催したほうが、断然盛り上がりますしコスト的にもよいのでお勧めですね。
子供が金魚掬いで持ち帰った小赤を庭で育てて繁殖させる方法。
それで、実際にお祭りで小学生のお子さんが金魚掬いの金魚を捕まえて持ち帰ってくることが多い時期になりますので、500円位の高いお金を使って金魚を捕獲したことよりも、お祭りの雰囲気の中で金魚を捕まえたイメージが強いので育てるのがお勧めです。
お子さんが金魚を持ち帰った場合、こっそりと金魚を川に捨てるような親もいるんですけど、金魚を近くの川に捨てるのはよくありませんし、そんな事をやっているとお子さんの将来にもよくありませんので、持ち帰った金魚は責任を持って育てましょう。
それが出来ないのであれば、最初から金魚掬いだけは絶対にするなとお子さんに強く言い聞かせておけば良いだけなので、何も注意などをせずにお祭りに行って金魚掬いをした場合は、お子さんには全く問題がないのでやはり自宅で飼育するのが基本です。
小赤を自宅の庭で育てて繁殖させる方法はとても簡単です。
金魚掬いの金魚はとても弱っているとは言え、小赤は金魚の中でもとても頑丈な魚ですから、発泡スチロールやバケツに水を入れて、カモンバとかマツモなどの水草を入れておくだけで金魚を飼育する環境ができますので、小赤の飼育自体はとても簡単です。
飼育水には浄水機を通した水道水を使っておけばよくて、後はバケツか発泡スチロールなどのなるべく大きな水槽を用意しておき、自宅の庭にそれをおいて小赤をその中に入れれば問題ありませんし浄水機がない場合はバケツに水道水を入れて一晩寝かせます。
出来れば、小赤であっても水合わせをしておいたほうが良いのですが、面倒であれば水温だけでも合わせるように暫くビニール袋ごと水槽の上に浮かべておき、2時間位したらそのままビニール袋の水ごと水槽の中に小赤を入れれば、初期導入は完了です。
小赤の繁殖方法は大きめの水槽に水草を入れて育てるだけです。
金魚である小赤の繁殖は難しいと思われるかもしれませんが、実はとても簡単であり、複数の小赤を水槽に入れておき、マツモやカモンバなどの水草を入れて育てるだけで一年後くらいには勝手に産卵をするようになり、大量の卵を水草に産み付けてくれます。
小赤の場合、水槽の大きさにもよりますが、スーパーで配布している発泡スチロールくらいの大きさであれば、ろ過フィルターも不要で飼育することが出来ますし、金魚自体が水の汚れに大変強い魚ですから、金魚の餌を与えていれば死ぬこともありません。
唯一の注意点は、金魚はある程度成長してくると、天敵の鳥やネコ、イタチなどに徹底的に襲われてしまう性質がありますので、ホームセンター等で売られている鉄製の金網などを乗せておもりを付けて万全の体制で飼育しないと、一日で全滅してしまいます。