今年生まれたメダカに年内の産卵をさせる方法|室内水槽に移動

5月位から9月位にかけて、メダカは毎日のように産卵を繰り返して、その卵を沢山水草などに植え付けるのですが、それも9月に入ると殆どしなくなり、10月になった時点で全く産卵活動をしなくなります。

これは、屋外水槽にて飼育しているメダカに該当する話であり、適切な水温管理がなされている室内水槽のメダカの場合はもちろん当てはまりません。

この事から分かる通り、メダカというのは水温が一定以下になった場合は、産卵活動自体を全くしなくなりますので、メダカに産卵をさせたい場合はその水槽の水温が必ず一定以上である必要があります。

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その一定の水温の目安になるのが大体25度位であり、これを大きく下回る水温が続くと、メダカは産卵をしなくなり、その後に水温が急上昇しても卵を産む事はなくなります。

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メダカが産卵を再開するのには時間がかかります。

 

慣れていない人の場合は、それまで毎日のように卵を産んでいたメダカですから、9月に入って突然気温が低い日が続くと、それが原因で一時的に卵を産まなくなっているのだと思うかもしれません。

しかし、その後に気温が上昇してもメダカが卵を産む事はありませんので、次回以降にメダカが卵を産むのは、暖かくなる来年の5月くらいまで待つしかなくなります。

その理由は、メダカというのは水温が上がるとすぐに産卵が出来るような訳ではなくて、産卵が出来るようになるまで数週間くらいの体の準備期間が必要であり、それには水温が25度以上断続して続く必要があるのです。

よって、一度でも産卵の休止期間に入ってしまったメダカは、その後に突発的に暖かい日が続いたとしても産卵はしなくなり、冬に備えた体つくりを始めるという訳ですね。

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9月以降にメダカに産卵をさせたい場合は室内水槽に移動。

 

屋外水槽で飼育をしているメダカが卵を産まなくなる理由というのは、水温が低くなる事以外にはありませんから、その後も産卵をさせたい場合は、管理者によって水温管理がされている水槽に移動させれば良いだけになります。

9月になっても、室内水槽であれば30度位の水温をキープしている事も住宅環境によっては普通にありますので、室内水槽であれば、メダカは普通に産卵を続けますから、引き続き産卵をさせたい場合は、そちらへの引越しになります。

ただし、室内水槽の場合、照明の照射時間は意図的に12時間前後は必要になりますから、一般的な水草水槽の6時間前後の照明照射では、メダカは産卵をしなくなりますのでご注意ください。

コトブキのLED照明と適当な水槽用タイマーがあれば、簡単に室内水槽の照明の管理が行えますし、水草も育つしでメダカの産卵も全く問題ありません。

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今年生まれたばかりの成長したメダカの稚魚にも産卵させてみよう。

 

5月頃に生まれてきたメダカであれば、すでに9月になってる時点で親メダカと同じくらいの大きさになっている個体もいるでしょうから、産卵可能な状態になっているはずです。

屋外水槽で飼育されているメダカの稚魚は大きさがバラバラになる事が多いですから、共食いを避ける為にも、なるべく早い段階で大きさで選別をしておいたほうが良いですね。

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そのままの状態でメダカの稚魚を屋外水槽で飼育をしていると、体は大きくなってもその年に産卵をする事はなくなりますので、今年生まれてきたばかりのメダカに産卵をさせたい場合は、9月の早い時期に室内水槽に移動させておく必要があります。

ただし、秋から冬にかけての屋外の気温が25度以上の地域であればその必要性はありませんが、日本の場合は殆どの地域で気温が極端に下がっていくでしょうから、沖縄等を除けばどの地域でも必須になります。

今年生まれたばかりのメダカに年内の産卵させる方法は、単純に室温管理された室内水槽に移動させるだけですから、これほど簡単な手順もないのですが、屋外水槽から室内水槽に移動させる場合は注意が必要です。

 

 

同じ水源であっても屋外水槽からの移動はサテライトが必須。

 

一般的に、全く水質そのものが違うペットショップなどから購入したメダカを自宅内の水槽に移す場合は、慎重な水あわせが必要になり、それを怠ると一週間程度でメダカは全滅していまします。

では、同じ自宅の全く同じ水道水を飼育水として使っている、室内水槽と屋外水槽ではどうなのでしょうか?

同じ水道水を源泉としている屋外水槽同士でしたら、水槽が変わっても水あわせをする事なく、ネットですくってそのままドボンで別の水槽に移動させてもメダカはなんら問題なく普通に対応してくれます。

しかし、屋外水槽で育てているメダカを室内水槽に移動させる場合は、すでに全く水の環境が変わってしまっている為、必ず水あわせをしないと一週間程度でどんどん落ちていく事になります。

全く異なる外部から持ち込んだ場合よりかはマシなのでしょうけど、それでも、屋外水槽から室内水槽にメダカを移動させる場合は、サテライトLを使って慎重に水あわせをしたほうが良いでしょう。

すでに、屋外水槽と室内水槽では水温もかなりの差がある事が多いですから、水温と水質が一定以上異なる場合は、メダカはショックダメージを受けてしまう事になるのです。

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意外に水の変化に丈夫なのは生まれたばかりのメダカの稚魚。

 

この時点で卵の場合や生まれたばかりの稚魚の場合は、水温さえ差がなければ、スポイトですくってドボンで別の室内水槽に移しても問題ない事が多いですから、9月の今年最後に生まれてくるメダカは早めの小さいうちに室内に移したほうが良いかもしれません。

その後は、サテライトLの中で普通に飼育していくと、メダカは成長をして産卵活動ををしてくれますので、今年生まれてきたメダカが年内に産卵をしてまた新しいメダカが誕生してくる事になります。

ただし、サテライトLや室内水槽で産卵をした卵はあっという間に、親メダカに食べられてしまうので、産卵用のシュロなどで用意して、お昼までには取り出すなどの注意が必要です。

注意点としては、屋外水槽とは異なり、室内水槽で育てるメダカの稚魚の飼育は結構難易度が高くなります。

室内水槽で誕生したメダカの稚魚を育てるのは、餌の与え方を含めて、屋外よりもそれなりに手間暇がかかる事を理解しておかないと、せっかく生まれたメダカの稚魚があっという間に稚魚が全滅していますのでご注意ください。



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