メダカが全然卵を産んでくれない?|市販のシェロを用意して対策

メダカの飼育をしていると、メダカが毎日卵を産み、沢山の稚魚が生まれて、その稚魚を育てて大きくして、更に個体数を増やすと言った自然界の生き物の仕組みを簡単に学ぶことができます。

よって、小学校の教材としてもメダカは頻繁に使われていて、理科室の水槽などではかなりの確率でメダカの飼育がされていますので、子供頃に学校の中のどこかでメダカを見たことのある人も多いのではないでしょうか?

小学校でしたら大きな池がある学校も多いのですが、錦鯉などが泳いでいる大きな池がないような小学校の場合は、メダカ用の小さな池が用意されていることが多く、そちらで黒メダカが飼育されている風景がよく見られます。

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いずれにせよ、普段の環境では見ることが出来にくくなっているメダカなのですが、小学生の頃から学校に行けば必ずと言っていいほど目にすることができる国民的な淡水魚なのです。

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メダカが絶滅に危機にあることを知らないお子さんも多い?

 

小学生のお子さんがいれば、メダカを見たことがあるか?と聞けば、殆どのお子さんが見た頃があると答えるでしょうし、そのメダカの色はオレンジ色をしていたと答えるのではないでしょうか?

オレンジ色のメダカとはヒメダカの事になり、もともと黒メダカの色が突然変異した個体を固定して、オレンジ色の個体を安定して繁殖させたものであり、同じく似たような白メダカというメダカがいるのですが、それとくれべても大変強い個体が多いのです。

よって、現在の日本でメダカといえば、ヒメダカの事だと思っている人が多いのですけど、実際のメダカといえば、現在黒メダカと呼ばれている結構マイナーなメダカのことになります。

この本来野生に生息していた黒メダカの数が圧倒的に少なくなっているとの統計が出ているようで、その原因はメダカが生息できる自然がなくなった事が理由に挙げられています。

もし、自然下でその色が大変目立ちやすいヒメダカを野生に放流した場合でも、他の天敵に容易に見つかり捕食されてしまうので、恐らくは黒メダカのように繁殖しながら生きていくことは出来ないと考えられます。

よって、絶滅の危機に直面しているメダカというのは黒メダカである事がわかりますが、意図的に多くの人が繁殖をさせる事によって、黒メダカは安定して子孫を残す事ができますので、できれば地域限定の黒メダカの飼育がお勧めです。

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メダカが卵を産んでくれないのではなく産んだ卵が食べられている。

 

メダカが卵を産んでくれないので、どうしたら良いのか?といったご質問をいただく事が多いのですが、殆どのケースでメダカは実は卵を毎日のように産んでいます。

産卵する場所が水槽内に全くない場合でも、濾過フィルターなどのパイプなどに卵を産みつけますし、メダカの飼育をしている人であれば、普通は水草は水槽の中に入っているはずです。

産みつけた卵はすぐに親メダカに捕食されてしまいますので、いつの間にやら卵が全くない状態になり、うちのメダカは卵を産まない?といった話になるのです。

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親メダカの卵の捕食能力というのは大変高くて、水草の茂みに産み付けているメダカの卵も器用に頭を突っ込んで片っ端から食べてしまいますし、室内水槽のメダカはそれが顕著になるようです。

 

 

20匹もいれば確率的にメダカがオスだけ、メスだけになることない。

 

メダカが本当に卵を産まないケースは、アジアアロワナのように単独飼育をしているとか、オスだけ、メスだけといったとても偏った個体しかいない事も考えられますが、10匹から20匹位のメダカがいれば、オスだけ、メスだけといった状態になる事は殆どありません。

絶対にないと言えませんので、宝くじに当選するくらい運の持ち主であれば、100匹のメダカを購入しても全てがオスであるケースもあるかもしれませんが・・・。

水温が25度以上であり、照明の照射時間が12時間前後であるなら、普通に10匹から20匹前後のメダカを飼育して入れば、必ずと言っていいほど産卵をするようになります。

ですから、メダカに産卵をしてもらい、産卵した卵を確認したい場合や稚魚を孵化させたい場合は、メダカは毎日午前中に卵を産むといった性質上、午前中に卵を産ませて直ぐにその水槽から隔離すれば良いのです。

それをする事により、メダカが産卵をしないと困っている人であっても、卵を採取する事ができますし、その卵を孵化させて稚魚を誕生させる事もできるのです。

特に室内水槽の場合は、殆どの卵があっという間に親メダカに食べ尽くされますので、卵を急いでサテライトLなどに隔離する行為は極めて重要であると言えます。

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産卵床であるシュロを使ってメダカの卵を毎日採取する。

 

メダカが毎日のように産卵する卵を効率良く行う方法として、誰が考えたのか分かりませんが、シュロという道具を使って行うと大変効果的に採取ができます。

何しろ、シュロを水槽にいれておくと、勝手にメダカがそこに産卵をするようになるため、まさにメダカの卵を採取する専用の道具であると言っても過言ではないくらいですから、室内水槽で繁殖をさせたい場合は必須アイテムになります。

使い方としては、シュロを2、3つほど購入しておき、それを毎日交換して利用する感じになりますが、予算がなければ一つのシェロを使いまわしても構いません。

メダカは水槽内にシュロがある場合は、必ずと言っていいほどそこに卵を産みつけますから、お昼くらいにシュロを取り出して、卵だけを他のサテライトなどの容器に移し替えれば大丈夫です。

卵を隔離する水槽というのは、きれいな水が循環しているサテライトが効果的ですが、太陽の光があたる屋外水槽であれば水が入っているだけの容器でも大丈夫です。

シュロを沢山購入する余裕がある人は、メダカが卵を産み付けるとシュロと取り出して、シェロごと他の水槽に隔離していけば、卵を取り外す手間ヒマもありませんし、卵を痛めるリスクもありませんが、若干費用がかかります。

ちなみにシュロとは、その原材料になっているヤシの木のことです、ヤシの木の皮の部分を加工してメダカの産卵床として利用します。

卵を隔離したあとは、10日から15日くらいで、卵から稚魚が誕生しますので、今度は稚魚を育てることになります。



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