ダルマメダカの簡単な作り方|奇形メダカを誕生させる方法

ここ最近の話でしょうか?、誰が名前をつけたのか知りませんけど、ダルマメダカと呼ばれる丸い体をしたピンポンパールのようなメダカが商品として市場に流通するようになっています。

ピンポンパールとは、丸いピンポン玉のような形状をした金魚の事です。

かつてのメダカといえば、流通しているのは黒メダカ、ヒメダカ位だったのですが、今ではダルマメダカに限らず、いろいろな種類のメダカが商品として売られるようになっているので、消費者のニーズにあった商売になっているのかもしれません。

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ダルマメダカはどうやったら誕生するのか?

 

ダルマメダカというメダカは何処かの業者がつけた商業的な商品としても名称であり、普通のメダカと全く同じ種類のメダカになりますから、新しい品種であったり、種類の異なるメダカでもありません。

体長が短いダルマのような体をしたメダカを何度も繁殖させて、その形状を短くしつつ固定したものがダルマメダカになりますから、元々は普通のメダカの子孫になります。

では、普通のメダカからどうやってダルマメダカを誕生させれば良いのかと言えば、単純に水温を限界まで上げた状態で卵を孵化させていけば良いだけの話です。

水温を上げるだけなので一見簡単そうに見えるのですが、あまり水温を上げてしまうと卵が孵化する前に死に絶えてしまいますし、低すぎてもうまく狙い通りのメダカは生まれてきてくれません。

どれくらいの水温なら良いのかと言えば、親メダカが生きるか死ぬか、ミナミヌマエビなら殆ど赤く茹で上がってしまいそうな位の水温35度以上でしょうか?

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オリジナル

 

 

ダルマメダカを作りたい場合はヒーターでの水温管理が楽。

 

夏場の暑い時期の屋外水槽、室内であれば意図的にヒーターの温度を上げて水温を高くしている状態の水槽に対してメダカの卵を入れていると、そこから生まれてくるメダカの体にはあちこち異常が見られることが多くなります。

体長が短いメダカはまだマシな方で、体が変な感じに変形しているメダカ、への字型のメダカ、くさび形文字のようなメダカなど、ちょっと見るに堪え無い状態のメダカがたくさん誕生してきます。

逆さまに泳いでいたり、まともに泳げないメダカの方がたくさん誕生してくる確率が高いので、そういったメダカを見たく無い場合は、ダルマメダカを作るのはお勧めできません。

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その後は、その奇形のメダカの中から体長が短くて体が曲がっていない個体を選別して、それらをうまく繁殖させていけば、段階的により体の短いダルマメダカが誕生してくることになります。

ただし、そこから生まれてくるメダカの中から特定の個体を固定するのは容易ではありませんので、それなりに時間がかかりますから、面倒であればダルマメダカとして売られているメダカを購入した方が早いかもしれません。

 

 

異常な高温が生命の限界を超えた新種を作り出す?

 

ダルマメダカを作る為には、親メダカでも死んでしまいそうなくらい水温を限界まで高くして卵を孵化させる事になるのですが、基本的に水棲生物というのは、水温が高くなる程、体に異常を持った個体が多く生まれてくるようです。

まあ、その殆どは卵から孵化する前に死に絶えてしまうのですが、その異常な水温に耐え得る事ができた個体は、ダーウィンの進化論の如く、本来の姿と形状を変えた状態で生まれてくる事が多いようです。

ただし、奇形と呼ばれるまともに泳ぐ事ができないので、自然界では捕食されてしまうようなメダカばかりですが・・・・。

メダカの場合はその異常な状態が目で見てわかるのですが、ミナミヌマエビの場合は、そもそも水温が高くなり過ぎるとそのまま死んでしまう為、水槽の中のミナミヌマエビが全滅していたといった話も普通にあります。

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ほぼすべてのエビは高温に弱いのを知っておこう。

 

エビ自体が高温には弱い為、いくら水の悪化に強いミナミヌマエビでも、あっさりと弱ってしまう事もあるわけですね。

ミナミヌマエビの場合は、以前も書きましたが、異常な高温の中生まれてきた個体の中には生きているメダカを襲うといった本来はあり得ない動作をする個体が生まれてきた事が一度だけあります。

もし、ミナミヌマエビの突然変異のような個体に興味があるようでしたら、異常な高温の中、ミナミヌマエビをその水槽内で孵化させてみると良いと思います。

ただ、メダカと違ってミナミヌマエビの場合は、メスの体に卵が引っ付いていないとその後は孵化しなくなりますから、メスの親の個体が死なない位の水温をキープする必要がありますので、結構扱いが難しいと言えます。

産卵まで一ヶ月近くかかりますので、その間異常な高温の水槽で飼育していると大抵メスの個体が死んでしまいますから、ミナミヌマエビの高温飼育はかなり難易度が高いと言えます。

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