オーバーフロー水槽でメダカの稚魚の飼育は難しい理由

室内に設置している水槽であれば、例外なくろ過フィルターが必要になりますので、どのような水槽であっても必ずろ過フィルターが設置されている筈であり、ろ過フィルターにはいろいろな種類がありますけど、ミナミヌマエビなら外部式が安定しています。

外部式と言うのは、エーハイム2213のようなバケツのようなデザインのろ過フィルターのことであり、ホースで水槽から水を吸い上げて、バケツの中の濾過槽を通して水を循環させることにより、高性能な濾過機能を発揮するろ過フィルターです。

他にも外掛けフィルターや投げ込み式フィルター、底面式ろ過フィルター、上部式フィルター等、色々なろ過フィルターがあるのですが、その中でも最強と言われているのがオーバーフローと呼ばれているろ過フィルターであり、これは本当に強力です。

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オーバーフローはメダカの稚魚の飼育には向いていない。

 

オーバーフローがあらゆるろ過フィルターの中でも圧倒的に強力であるのは、大型水槽や水族館等でも採用されていることから容易に判断が付きますし、何しろ水槽をすべて使ってろ過フィルターとして機能させているわけですから、濾材の数も違います。

オーバーフロー水槽の仕組みとしてては、飼育している水槽よりも一回り位小さい水槽ろ用意しておき、その水槽全てをろ過フィルターとして使い、大量のろ材をセットしておき、ポンプで飼育水槽の水を循環させる仕組みで稼働させます。

その際に、オーバーフロー特有の仕組みとして、飼育水槽の底に穴を開けておき、その穴から水槽上部までパイプを伸ばして、パイプの上部から常時水を取り込んで、濾過槽として使っている水槽にむかって、水を流す仕組みになっています。

その為、水槽の水面付近の水が常に大量にもう一つの濾過槽として使っている水槽に向かって滝のように流れる仕組みになっているため、水面付近をゆっくりと泳いでいるメダカの稚魚の飼育には全く向いていないし、稚魚が吸い込まれる可能性もあります。

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オーバーフロー水槽でメダカの稚魚を飼育するならサテライト。

 

オーバーフロー水槽自体が濾過能力が大変高いので、メダカの稚魚の飼育にも向いていそうな雰囲気はあるかもしれませんが、何分、水面付近の水を大量に吸い込む仕組みのため、メダカの稚魚の飼育には実は向いていない水槽になりますが・・・。

このような場合でも、スドーのサテライトを使えば簡単にオーバーフロー水槽でもメダカの稚魚を飼育することが出来ますので、オーバーフローをメインに使っている人であれば、サテライトを取り付けてメダカの稚魚を育てていくと安心感が出てきます。

メダカの稚魚自体が餌を食べるのが大変不得意であり、泳ぐ能力も低く水流に大変弱いことから、オーバーフロー水槽の場合、吸い込まれなくてもあまり良くない環境になりますし、上部式のろ過フィルターやエーハイム2213であってもその点は同様です。

オーバーフロー水槽を見ればわかりますが、水面付近に必ずそれなりの水流が発生しており、これがメダカの稚魚とっては吸い込まれると改善に、致命的な問題になってしまいます。

 

 

オーバーフローで吸い込まれるよりも水流のほうが問題になります。

 

早い話が、メダカの稚魚を育てる場合は、オーバーフローの濾過槽に吸い込まれるとかよりも、水流が発生しているかどうかのほうが問題になりますから、完全に本水槽から隔離させて育てることが出来る、サテライトを使うのがベストな回答になります。

オーバーフロー水槽自体が本来は大型水槽のみで行われてきていた濾過方法だったんですけど、最近では30㎝水槽でもオーバーフローの水槽が発売されてきていますし、更にコンパクトなオーバーフロー水槽も出てきているようですが、基本は大型用です。

メダカの稚魚は泳ぐのが本当にヘタで、餌を食べるのも下手なので、ある程度狭くて閉鎖的で水流が殆ど無いような環境で育てるのが生存率を高めることになりますから、オーバーフロー水槽で育てる場合は、必ずサテライトを使えば、間違いはありません。

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