ミナミヌマエビはソイルや砂利の中に潜るのか?

ミナミヌマエビが地面の中(ソイルや砂利のこと)に潜るのか?、といったご質問がありましたので、そちらについてご回答したいと思いますが、結論から言えばミナミヌマエビがソイルや砂利の中に潜ることは先ずありませんのでご安心ください。

ミナミヌマエビの体をよく見ればわかりますけど、水中の中では歩くことができても、水の外に出てしまうと歩くこと以前に、足でその場に立つことすら出来ないほどの貧弱な体をしている為、これではソイルや砂利の中に潜るような行動はできません。

水槽の中にミナミヌマエビがいなくなった際に、もしかしたら地面の中に潜ってしまったのか?と心配されている方もいるようですが、そんなことはなくて、流木の隙間とか水草の隙間にひっそりと隠れてツマツマと餌を食べているのではないでしょうか?

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ミナミヌマエビは狭いところが大好きなのです。

 

ミナミヌマエビ自体が狭い場所や隙間が大好きであり、自然界では命を守る為の防衛も兼ねているとはいえ、見通しの良い場所で餌を食べているといつ天敵に襲われるかもわからない状態になりますので自然界では昼間は目立たない場所にいる場合もあります。

ミナミヌマエビは水槽の中の地面、いわゆるソイルや砂利を掘り進んで中に潜るような身体能力は持ち合わせていない為、地面に石などがあり、その小さな隙間があればそこに入り込んでいくようなスタイルなので、見た目は分かりにくいこともあります。

屋外水槽にて大粒の赤玉土を大量に水槽の底に敷き詰めているような場合でしたら、地面と認識できる部分に、ミナミヌマエビが隠れるような隙間が沢山できますので、その場合はミナミヌマエビが穴を掘って潜っているように感じることもあります。

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狭いところが大好きなミナミヌマエビですが、あくまで自然にできている穴とか隙間などを利用して身を隠すのであって、自分で穴を掘って潜っていくようなエビではありませんから、水槽の中で見失った場合はどこにいるのかをよく確認してみましょう。

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クルマエビの場合は積極的に砂の中に潜ります。

 

エビが地面に潜るといった発想については、おそらくはNHKなどのテレビ番組などでクルマエビのような大型のエビが昼間は砂の中に潜って隠れているような映像を見てしまってミナミヌマエビも同じように砂に潜るのかと勘違いしているのかもしれません。

クルマエビのような大型のエビの場合、体も足腰もしっかりしていますし、体も大きいことから昼間は天敵から身を隠す為に、砂の中に潜って隠れていて、夜になると砂から出てきて餌を探して海の底を徘徊していくようなスタイルになっています。

海の場合は他に隠れる場所もありませんし、イルカなどのように超音波で砂の中の獲物すら探してしまうような天敵に襲われるのでしたら別でしょうけど、大抵の天敵の大型の魚は目視で獲物を狙っていますから、砂の中が一番安全なのです。

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クルマエビの飼育は大変難易度が高いですし、海水のエビなのでコストもかかることからあまり飼育をお勧めすることは出来ないのですが、地面に潜るエビの飼育をしたいのであれば、ミナミヌマエビではなく、クルマエビの飼育をするのはアリだと思います。

ただ、クルマエビの場合は高級な食用のエビとして大変有名なので、飼育をするよりも自分で食べる為に購入する人が殆どですから、飼育用に購入していても家族がそれを見たら思わず食べてしまいそうな雰囲気がありますから要注意ですね。



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