エビと貝類が混泳できる理由について|なぜ可能なのか?

アクアリウムを始めるにあたって魚やエビなどの飼育をする場合、どのような魚やエビでも同じ水槽で同時に飼育ができる訳ではありませんので、必ず同じ環境で飼育しても良い個体なのかを事前に把握してから飼育をしないといけません。

好きな魚やエビを飼育しても構わないのですが、組み合わせによっては翌日エビの姿全く見えなくなっていたとか、メダカの姿が全く見えなくなっていたとかになりますので、それだったら最初から別の環境で飼育をしたほうがよかった話になるだけです。

 

 

ヨシノボリとメダカ、ミナミヌマエビを同じ水槽で飼育した結果。

 

では、実際にヨシノボリとメダカ、ミナミヌマエビを同じ水槽で飼育し始めた人がどうなったのかと言えば、毎日ミナミヌマエビが少なくなっていき、そのうち姿が見えなくなり、次にメダカがいなくなっていき、最後にはヨシノボリと数匹の大きなメダカのみが泳いでいる状態になったそうです。

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これは、ヨシノボリがミナミヌマエビを真っ先に襲って食べていき、その餌がなくなったら次は小さなメダカから襲って食べていき、残った大きなメダカはなかなか食べる事ができなくて様子を見ている状態でしょうか?

ヨシノボリの場合、口が大きく広がりますので、想像以上に大きな餌を食べる事ができますし、人口の餌にはなかなか懐かないため、餌を与えていても生きている餌から真っ先に襲って食べてしまいます。

 

 

エビはどのような環境でも真っ先に餌として認識されてしまいます。

 

基本的に、ミナミヌマエビだろうとスジエビだろうと、エビの仲間は真っ先に大きな魚から餌として認識されて襲われてしまいますので、エビと魚を同じ水槽で飼育する場合は注意が必要になります。

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唯一、スジエビだけはメダカなどの小さな魚を襲って食べてしまいますが、ヨシノボリやドンコなどの肉食系の魚が相手になると到底勝ち目はなくて、一口で食べられてしまいますので、凶暴とはいえ、やはり弱いエビの仲間なのです。

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エビと貝の組み合わせはなぜ相性が良いのか?

 

そのような状態の中、エビと最も相性が良いのが貝の仲間になり、貝の場合はエビを襲うことはありませんし、逆にエビが貝を襲う事もない上に、餌も殆ど共通した餌を食べるので同じ環境で飼育がしやすいのです。

ですから、エビと貝を同じ環境で混泳可能な理由としたは、繁殖可能な個体や生まれたばかりの小さな個体であっても、お互いを襲って食べる事がないこと、餌を共有できることから、組み合わせ的には大抵どのような組み合わせでも問題が出ることはありません。

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例外的に魚を積極的に襲って食べる貝もいるのですが・・・。

 

基本的に貝を襲って食べるエビはいませんし、魚の場合はフグや鯉の仲間でしたら、大きなヒメタニシでも襲って食べてしまいますけど、それ以外の魚が貝を襲うことはありませんし、貝が魚を襲うこともないので、選択肢として選びやすいのです。

※一部の猛毒を持っているイモガイ等は積極的に魚を襲って食べてしまいますが、一般ん家庭で飼育されるような貝ではありませんので、例外的な話になります。



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